関西大学野球リーグ

【近畿学生野球】大阪工業大学 三好&田中浩“ベストナインコンビ”が初Vへ牽引

[ 2018年4月13日 11:59 ]

大工大巻き返しのカギを握る田中浩(左)と三好
Photo By スポニチ

【大阪工業大学】

田中 浩平内野手・三好 胤稀(かずき)内野手

 昨秋5位からの巻き返しへ、初のベストナインを受賞した2人がキーマンとなる。

 三塁手の田中浩は開幕から6試合連続複数安打するなど打率・444。3厘差で首位打者こそ逃したが、自信を得た。「ずっと“チームの顔”だった長谷川(成哉)さんが卒業して抜ける。次の1番を誰が打つかは重要だと思う」。過去3年間、チームをけん引してきたリードオフマンの後継者として名乗りを上げる。

 打撃開花の理由となった「バットのヘッドを返し気味ではなく、中堅方向を意識して」という助言も長谷川からもらったもの。「初戦の奈良学園大戦がカギになる。勢いを付けて2カード目の大市大戦に臨みたい」。先輩の穴を埋める活躍で開幕ダッシュを狙う。

 遊撃手の三好は1年秋からベンチ入りしたが、右肘痛や右太腿裏肉離れと負傷続きで、昨秋に初めて全試合先発出場した。「相手にマークされていなかったので、今度は実力で取りたい」と連続受賞を狙う。田中浩と違いグラウンド内ではおとなしいタイプ。「僕は声でなくプレーで引っ張る。神宮に行きたいではなく、絶対に行かないといけない」と初優勝への強い思いを口にする。

 2015年春から指揮を執る田中恵三監督は「2人が昨季と同じくらい働いてくれれば。(15年春に)2部から昇格直後に2位となった時と雰囲気が似ている」とチームの成熟度に手応えを感じている。混戦模様の優勝争い。上昇ムード高まる大工大が抜け出しても、なんら不思議ではない。

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