早稲田大学【法大戦展望】2つ目の勝ち点獲得で上位を狙えるか

昨季最優秀防御率のエース菅野(C)早稲田スポーツ新聞会
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 第4週の東大戦で連勝を収め、ようやく勝ち点をつかんだ早大。空き週を経て、今週末は法大を迎え撃つ。第5週で東大に15年ぶりの勝ち点を献上し、本調子とは言えない法大。連勝で勝ち点を獲得し、最終週の早慶戦へとつなげられるか注目だ。

 まずは攻撃から法大を崩したい。東大戦では2試合ともに大量得点を奪い、湿っていた打線に光明が差し込んだ。注目はクリーンアップを打つ3人だ。4番・加藤雅樹(社2=東京・早実)は復調の兆しが見え始めている。今季は不振にあえぎ苦しいシーズンを送っているが、1回戦で待望の今季初安打を放つと2回戦ではマルチ安打を記録。昨季首位打者の意地を見せ、ここからさらに調子を上げてほしい。加藤の前後を打つ福岡高輝(スポ2=埼玉・川越東)、宇都口滉(人4=兵庫・滝川)はそれぞれリーグ4位と5位の高打率を誇る。開幕から好調を維持し続ける二人に加え、4番が本領発揮となれば、得点力に磨きがかかる。中軸に好機で回すためにも、カギを握るのは切れ目のない攻撃であろう。東大戦で2番に抜てきされた岡大起(社4=東京・早実)らを中心に、上位から下位までつなぐ攻撃を徹底し、試合を優位に進めたいところだ。

 待ち受ける法大投手陣だが、不安を抱えているのが実情だ。チーム防御率はリーグ最下位。昨週は東大相手に計17点を喫するなど苦戦を強いられている。しかし、決して油断は許されない。先発二本柱の一人、菅野秀哉(3年)は常時140キロ台を記録するストレートと揺れるように落ちるフォークが魅力で、慶大1回戦では完封勝利を飾った。2回戦では先発が予想される長谷川裕也(4年)、中継ぎのエースである熊谷拓也(4年)を中心に継投で早大打線を打ち取りにくるだろう。甘い球を確実に捉え、好機をものにしていきたい。

 一方の打線も、一気にたたみかけ大量得点を狙える力を持っている。ここまでリーグトップの打率を誇り、チームをけん引してきた舩曳海(2年)が離脱したが、代わりに1番に入った相馬優人(2年)は今季全試合で安打を記録。塁に出れば足で投手を揺さぶるいやらしさもある。ケガからの戦列復帰を果たした森龍馬主将(4年)や、恵まれた体格を生かした豪快な打撃が魅力の中山翔太(3年)が中軸に控えることを考えると、確実に抑えたい選手だ。またチーム内でも練習の虫と称される川口凌(3年)はもつれにもつれた慶大4回戦で4打点を記録し、若きチームリーダーとして存在感を放っている。長打力と堅実性を兼ね備えた打線の歯車がかみ合わぬよう、細心の注意を払い、目の前の打者を打ち取っていきたい。

 対する早大は、豊富な投手陣で法大打線を抑え込む。1回戦の先発マウンドには、これまで通り小島和哉(スポ3=埼玉・浦和学院)が上がるだろう。今季は制球に苦しみ本来の投球ができていない小島だが、東大1回戦では粘りの投球で今季初勝利を手にした。ただ今季は打者の狙い球や打順、状況を意識した投球術も新たに身につけ、確実に成長を見せている。法大打線に対しても冷静な投球を披露できるか注目だ。2回戦は大竹耕太郎(スポ4=熊本・済々黌)の先発起用が濃厚だ。持ち前の打たせて取るピッチングで好打者がそろい破壊力のある法大打線を手玉に取りたい。救援陣では東大戦で完投勝利を収めた柳澤一輝(スポ4=広島・広陵)、1年生ながらここまでブルペンを支えてきた今西拓弥(スポ1=広島・広陵)、早川隆久(スポ1=千葉・木更津総合)の両左腕など多彩なメンバーが控える。総力戦も予想されるが、いかに失点を少なくし主導権を握れるかがカギになりそうだ。

 秋季リーグ戦もいよいよ大詰め。序盤は投打にミスが目立ち、理想的な試合展開に持ち込めていなかったが、徐々にチーム状態は向上している。一つでも上の順位を狙うために、そして最終週に控える早慶戦で3季ぶりの勝ち点を得るために、連勝で法大戦を乗り越えたい。(早稲田スポーツ新聞会 記事:吉田優、写真:糸賀日向子、石崎開)

[ 2017年10月12日 05:30 ]

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