【大学スポーツ】「立教スポーツ」編集部

立教大学【「戮力同心」春季リーグ戦直前インタビュー】<手塚周投手>

[ 2017年4月12日 05:30 ]

「戮力同心」春季リーグ戦直前インタビュー

先輩方から学んだことを話す手塚(C)「立教スポーツ」編集部
Photo By 提供写真

 ◆手塚周(コ2=福島)◆

 ―昨シーズンはどんなシーズンでしたか
 ずっと憧れていた舞台に1年生から立てたので、個人的には夢見心地な部分がありました。4年生が支えてくれたので、すごくのびのびしながらできましたし。すごく良いリーグ戦ではあったのですが、勝ちきれなかったので悔しい思いもありました。自分は最後の明大戦で、澤田圭さん(2017年度卒=現オリックス)田村さん(2017年度卒=現埼玉西武)と来て、その後に自分というチームの期待を背負った中で投げさせてもらえたのですが、結果を残せなかったのでほろ苦いデビューでもあったかなと思います。

 ―初登板の感想は
 投げている感じがしないというか、自分を俯瞰して見ているような感じで。他人の試合を見ているような感じでしたね。(――緊張はしましたか)いや、緊張はあまりするタイプでは無いのですが、本当にいつも以上に自分を離れたところから見ていると言うか。バッターも有名な人ばかりですし、「すごいなあ、(自分が対戦して)いいのかなあ」みたいに思いながら投げていました。

 ―同期では最速で公式戦初勝利を挙げた
 あの試合はずごくミラクルがいっぱいで。それこそ自分で良いのかなみたいな感じで。試合終わってから澤田さんからボールをいただいたのですが、春からずっと頑張ってくれていた(田中)誠也(コ2=大阪桐蔭)に申し訳ないなと思いましたね。自分がぱっと出て、そのまま初勝利を獲ってしまったので。この春は前が誠也になると思うので、自分がしっかり投げて勝ちをつけてあげたいなと思います。

 ―卒業された先輩から学んだことはありますか
 存在がとても大きかったですね、本当に身近にいてくれたので。それぞれの個性は澤田さんにも田村さんにもあるのですが、お二人とも私生活からすごく管理をなさる方々で、野球以外もすごく勉強になりましたし、技術も聞けば教えてくださったので、もっと聞けば良かったなとは思うんですけど(笑)それでもいてくれただけですごく勉強になりました。

 ―自身にとって、プロ入りした2人の投手はどのような存在か
 田村さんはいつもすごく温和な方なのですが、グラウンドに入ると武士という感じで(笑)。命がけでやるという感じで、味方でも怖いくらいの気迫というか、そういうタイプです。澤田さんはどちらかというと冷静にと言うか、支配者というか、そういったオーラのある方で。戦う上での抜き方を知っていて、ゲームの作り方を知っていると言うか。すごく経験のある方なのでそういうことができるんだなって思いましたね。自分が言えるようなレベルでは無いので、すごいなあって思ってました。(――他にすごいなと思った選手は)正直どの選手もすごいので、毎試合毎試合戦っている中でも勉強しています。

 ―チーム内にライバルはいますか
 A軍にはいなくても良い選手はたくさんいますし、実戦で出ているのは自分とか誠也とかですが、本当に皆に刺激もらったりと言うのがあるので。試合になれば誠也との助け合いというか刺激のしあいが多くはなっているのですが・・・でもあえて挙げるならば誠也ですかね 。

 ―自分はどのような投手であると考えていますか
 このボールが良いというボールが無いので、いかにバッターを観察してチームの皆で打ち取っていくかという投球をすると思っています。そこに入っていかないことには戦っていけないので、バッターの観察を怠らずにしっかりキャッチャーの要望どおりのボールが投げられるようにということをすごく意識しています。

 ―他大学に対戦したい選手はいますか?
 バッターでは無いのですが、法政の菅野(キャリアデザイン学部3年=小高工)は中学時代同じチームでやっていたので、やはり良いピッチャーですし、また一冬超えて成長しているのだろうなというのはすごく興味があります。(――連絡を取ったりは)ちょくちょくしますね。リーグ戦期間中は結構あります。(――お互いの近況を)そうですね。結構隠していることも多いと思うのですが(笑)でも声かければ応えてくれる仲間ですね。

 ―今シーズンの目標はありますか
 とにかく優勝したいです。秋は皆、4年生も死にものぐるいで来ると思うのですが、春は意外と抜けている選手も多いと思うので、しっかり立教は優勝。全員がスタンドも一体となって優勝に向かえるように、まずは自分たちが先頭に立って頑張りたいなと思います。

 ―最後に応援してくださるファンの皆さんに一言お願いします
 ファンいないと思うんですけど(笑)でも、とにかくずっと応援してくださる方々は優勝を待っていると思うので、なんとか自分たちがその思いに応えたいなという気持ちは強いので頑張ります!

 ――どうもありがとうございました!(3月24日「立教スポーツ」編集部 取材・入江萌乃、久保田美桜/編集・川村健裕)

 ◆手塚周(てづか・しゅう)1996年5月28日福島県生まれ。コミュニティ福祉学部2年。右投左打/投手/福島/180センチ・75キロ

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