【大学スポーツ】明大スポーツ新聞部

明治大学【対法大フレッシュリーグ】長江147球完投勝利 昨季新人戦王者・法大を下す

[ 2017年6月1日 08:30 ]

対法大フレッシュリーグ   明大2-1法大 ( 2017年5月30日    神宮 )

9回1失点と好投した長江(C)明大スポーツ新聞部
Photo By 提供写真

 念願の初白星だ!先発の長江理貴投手(文2=帯広緑陽)はランナーを出しつつも要所を締める投球で1失点完投。打線は法大投手陣に抑えられながらも、1回に喜多真吾内野手(法2=広陵)、8回に内山竣外野手(商2=静岡)がそれぞれ適時打を放ち2―0で勝負あり。昨季新人戦を制した法大を見事下した。

 ラストバッターの中飛を見送ると、長江は小さなガッツポーズを見せた。最後の球は142キロ。「投げるスタミナに不安はほとんどない」と、勢いを落とすことなく147球を投げ切った。ほとんどの回で出塁を許すも、その度に球のキレは増す。要所を抑え積み上げた残塁は10と、まさに“粘投”だった。先日の東大戦では、抑えで登板したが2点を奪われ敗戦投手に。雪辱を果たすべく臨んだマウンドで、高校2年次の夏以来の完投を成し遂げた。「(これからは)リーグ戦の方でも頑張りたい」(長江)。今回の好投は自信に変わった。これを糧に、森下暢仁投手(政経2=大分商)ら同期が活躍する舞台を目指す。

 安打は5つ。しかし、その数少ない好機を生かした。1回、前打者・内山の二塁打に応える形で喜多が中前適時打。「初球から振っていこうと決めていた」(喜多)と、甘く入ったツーシーム系の球を打ち取り、貴重な先制点を挙げた。さらに終盤8回、今度は内山が適時打でダメ押しの1点を追加。打撃強化のため、毎日納得いくまで延々とスイングを続けた内山。努力の結晶とも言える一打に「いい結果につながった」と顔をほころばせた。

 これまでの嫌な流れを払拭(ふっしょく)する1勝に、チームはひとまず喜んだ。しかし「低めの変化球を振ってしまう」(喜多)という欠点から8三振を奪われるなど、課題は未だ多い。次なる相手はリーグ戦覇者の立大。先輩たちのリベンジのためにも、今回の試合を見直し連勝をつかみにいく。[明大スポーツ新聞部 三ツ橋和希]

続きを表示

この記事のフォト

バックナンバー

もっと見る

明大スポーツ新聞部 公式ホームページ