【大学スポーツ】明大スポーツ新聞部

明治大学【開幕前インタビュー】竹村春樹内野手<後編>

[ 2017年4月5日 05:30 ]

再び定位置取りを目指す竹村(C)明大スポーツ新聞部
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 ――今年のチームカラーは
 得点力が今のところないので、気持ちで粘り強く、取られてもすぐ逆転するぐらいの、気持ちで負けないというプレースタイルでやっていきたいなと思います。結構足が速い選手が多いので、足を使ってやっていけたらいいです。(投打のキーマンは)水野(匡貴投手・農4=静岡)じゃないですかね。あいつが先発で秋はだめだったので、そういう面で左は齊藤(大将投手・政経4=桐蔭学園)がいるので、右は水野が1試合先発できるくらいの結果を残せればいいなと思います。打撃は…自分(笑)。

 ――春先にかけて打撃フォームの改造に着手
 踏み込んだ時にボールの見方が浅かったので、オープンスタンスにして開いた肩を戻す勢いで入るみたいなのを意識しています。(高校時代から並行)そうですね。ピッチャーが見やすかったりだとか、打撃フォームで窮屈な部分があったので、そこをゆとりを持つようにやってきています。(グリップも)2段フォームみたいになっていて、その分振り遅れてファールが多かったり、打ち損じてしまうことが多かったので、そこら辺は少し並行に入れていく意識でやっています。

 ――他に意識されていることはありますか
 逆方向に打つというイメージをしています。今までは引っ張るイメージが強くて、で変化球を打たされてしまうということが多かったので、逆方向に打ってヒットゾーンを広げることを意識しています。(参考にしている人は)打撃は佐野さんですね。スイングスピードとか、ちょっと変化球で抜かれても、レフトに強い打球を打てる打者です。やっぱり自分もちょこちょこするタイプではないと思うので、強く振って右中間左中間抜くっていうバッティングが佐野さんはできていると思うので、意識しているというか、あんな感じになりたいなと思います。

 ――ヘッドスピードを上げることが課題でした
 そのために連続スイングを入れたりだとか、高めを最短距離で振ったりだとかそういうことをやっていますね。(打ちたい球種、コースは)内の真っすぐですね。やっぱり詰まってツーストライク追い込まれてからは攻められることが多いので、それをうまく捌けたら…うまく捌いていきたいっていう感じです。(チームバッティング)打順によって仕事が変わってくると思うので、1・2番だったらチャンスメーク、クリーンアップを打つのならチャンスで1本が出せるように、色んな打順に順応していきたいなと思います。

 ――首脳陣からのアドバイスは
 打つ時に右ひじが抜けてしまうので、それを抜かずにセンターに伸ばす、前に伸ばすことをよく言われますね。(現状での手応え)少しずつですけど、打球の出はよくなっている部分は少しあります。いいところはこのまま伸ばして、ただ悪い点が多いので、そういうのを修正していきたいなと思います。

 ――守備面ではショート一本で挑みます
 (ショートというポジションは)内野の軸だと思うので、外野も見たり、ピッチャーも見たりだということはありますね。その中でピッチャーによく声をかけようということを意識しています。どういう状況でも回の始まりだったら「先頭集中!」とかピンチとかだったら「低めに集めろ」とか、いつでもかけるようにはしていますね。その影響力はわからないですけど(笑)、自分で思ったことは声に出すようにしています。

 ――スピード感ある守備を見せるために工夫していることは
 やっぱり一歩目のスタートを意識していますね。相手のバッターもそうですけど、球種とかコースによって、いろいろ変えすぎたら打者にばれてしまうと思うので、少しずつやったりはしていますね。(守備範囲を広げるために)スタートとポジショニングを特にやっていますね。(今、グローブへのこだわりは)特にないです(笑)。グローブを磨く…結構ぱさぱさしてたらあれじゃないですか、なのでしっとりさせてます(笑)。

 ――走塁面では足が速い選手が多いとおっしゃっていました
 例えばバントだけじゃなくて、打ってもチャンスをつくれるように、ランナーが動けるようにはしているんですけど、うまく選手が順応できていないです。そこはもっと練習の時から意識してやって、役割を果たせたらいいなと思います。(竹村選手自身は)結構ピッチャーのことを色々考えたり、ベンチでも自分がランナーだったらどういうことをしようと考えていて、盗塁はどんどんしていきたいなと思います。

 ――練習後の個別練習は
 全体が終わったあとは結構守備練習を多くやってきていたんですけど、最近はバッティングを中心にやっていますね。素振りをやってます。1日何本かは…あんまり数えてないんですけど(笑)、結構数振れと言われているのでしっかり振ってます。一個下の郷原(考外野手・営3=鹿屋)とよく練習することが多いので…仲良しですね(笑)。

 ――開幕に向けてここからやっていくことは
 やっぱり最初にも言ったんですけど、バントとかそういうことが全然できていないので、ゲームへの真剣さというか、そういうのを練習の時からやらないといけないなと思います。自分は今日もチャンスをつぶしてしまったので、ここぞという時のチャンス、勝負強さを付けてリーグ戦では出していきたいなと思います。練習の中で緊張感をもってやっていくことですね。

 ――狙う数字は
 3割です。率をとにかく残したいので、3割です。

 ――最後に今季への意気込みをお願いします
 チームではやっぱり優勝、個人ではショートでベストナインを取れるように頑張ります!

 ――ありがとうございました[明大スポーツ新聞部・土屋あいり]

 ◆竹村春樹(たけむら・はるき)政経4、浦和学院高出、176センチ・73キロ、内野手、右投左打

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