【大学スポーツ】慶應スポーツ新聞会

慶應義塾大学【有終の美を飾れ!秋大会開幕特集】小林由佳マネージャー

[ 2017年9月14日 07:30 ]

日々奮闘する小林由佳マネージャー(C)慶應スポーツ新聞会
Photo By 提供写真

 開幕前取材第6弾で取り上げるのは小林由佳マネージャー(政3)だ。4学年で183人という大所帯を裏で支えている。そんな”男社会”で日々奮闘する女子マネージャー。普段は見られないその仕事ぶりについて話していただいた。

 ―まずは自己紹介をお願いします
 慶応義塾大学野球部マネージャー3年の小林由佳と申します。慶應女子高出身で、学年唯一のマネージャーです。

 ―高校時代は
 演劇部に入っていたんですけど、3年生の時は行事の委員長をメインにやっていました。

 ―野球部でマネージャーをやろうと思った理由はなんですか?
 弟が野球をやっていて、また、両親が巨人ファンでよく球場に連れて行ってくれたので、野球というスポーツ自体好きでした。高校3年の時に慶應義塾高校と桐光学園の試合(第97回選手権神奈川大会準々決勝)を見に行って、負けた後に選手が泣いてる姿を見て、この人達と4年後笑顔で終われたらいいな、と思ってマネージャーをやろうと思いました。

 ―マネージャーの仕事を教えてください
 女子マネージャーは大体朝8時45分までに来ることが決まっていて、下級生の時は8時くらいに来て上級生が来るまで準備をしていました。夜は大体5時半から6時半までの間で帰る、といった感じです。週6日でマネージャーの仕事をしています。今年は下級生が入ってくれたのでだいぶ楽になりましたが、去年は人が少なくてきつかったです。今までは女子マネージャーと男子マネージャーの仕事が分かれていたんですけど、今年からは徐々に協力し合うようになりました。今年からリーグ戦の日は神宮でアナウンスの仕事もしています。

 ―アナウンスの仕事はどうですか?
 結構好きです。覚えてくださる方もいてうれしいです。

 ―オフの日の過ごし方は
 選手はオフの前の日の夜に外出する人や、遠出をする人もいます。私は、家に帰って撮り溜めた映画とかドラマをひたすら夜中観て、お昼まで寝て、午後からは友達とごはん行ったり、映画観たりって感じです。

 ―マネージャーをやっていて嬉しかったことはありますか?
 さっきも言ったように、アナウンスは褒めてもらうことも多いので嬉しいです。一番は、去年の春の新人戦で決勝リーグのアナウンスで、慶應の選手を読み上げたられたことです。決勝のアナウンスをすることは決まっていたんですが、トーナメントなので決勝で慶應のアナウンスをできるとは限らなかったので、結果負けてしまいましたが4時間半も読ませていただけて嬉しかったです。私の代は強くないと言われていたけど、2季連続決勝行けて、同期が活躍している姿を見れて良かったです。

 ―逆につらかったことは
 オフの日に寮の番をするのは下級生の仕事なんですけど、1年の頃は私の学年も上の学年もマネージャーが一人だったので、オフがほとんどなかったです。13連勤とかもありました。あとは、周りが大学生らしいことをしてるのをSNSとかで見ると羨ましいですね。

 ―困ったこと、失敗したことなどはありましたか?
 そんなに派手な失敗はしてないと思います(笑)困ったことというか驚いたことは、入った時に女子が一人だったことです。同期で相談できる相手がいないので、下級生が少し羨ましいです。

 ―3年間で印象に残っている試合はなんでしょう
 一番はアナウンスもした去年春の新人戦決勝です。1年の秋に初めて神宮球場に行って観た立教戦も残っています。谷田成吾さん(H28卒・現JX-ENEOS)がサヨナラホームランを打った試合です。私が1年の頃の4年はキラキラしていて、憧れですね。

 ―期待している同期はいますか?
 試合に出ている河合大樹(総3)、熊本のオール早慶でホームラン打った長谷川晴哉(政3)は期待しています。後は、エースの菊地恭志郎(政3)。原田匠(商3)には、高校生の時からエースという印象が私の中であるので復活してほしいです。

 ―照屋主将の印象はどうですか?
 最初はあまり喋る機会がなかったですけど、面白い方でツンデレっぽいです(笑)よくいじってくれます。

 ―尊敬している4年は
 やっぱりマネージャーの先輩方です。針原佳奈(法4)さんは、私が何をしても怒らず温かい目で見てくれて凄い優しい方だと思っています。お互い同期の女子マネージャーが一人なので相談に乗ったりしてくれます。

 ―最後に秋への意気込みをお願いします
 春季リーグは悔しい思いをしたので優勝したいです。個人的には来年頑張らなきゃいけないことがたくさんあるので、引継ぎをしっかりやりたいです(笑)

 ―お忙しい中ありがとうござました!(取材:若林晃平、内田貴啓 写真:小林歩)

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