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慶應義塾大学【対立大4回戦】一挙10得点の猛攻撃で立大をKO!

[ 2017年4月28日 06:30 ]

対立大4回戦   慶大10―2立大 ( 2017年4月25日    神宮 )

満塁弾を放った岩見(C)慶應スポーツ新聞会
Photo By 提供写真

 1つのイニングで試合が決まった、そんな試合だった。岩見雅紀(総4)の劇的な満塁弾などで4回になんと8安打10得点。対する守備では3日連続での登板となった先発高橋佑樹(環2)が被安打5、失点2とゲームを作る。その後の継投は立大に点を許さず、8点差の大勝をもぎ取った。火曜日までもつれ込んだ熱い4連戦が幕を閉じた。

 今季リーグ初の火曜球場となった今日の試合。昨日の勝利を思い出させる快晴の中で試合は始まった。1勝1敗1引き分け。両チーム負けられない戦いとなった第4戦。先攻の慶大は初回から瀬尾翼(理4)、岩見雅紀(総4)のヒットなどで、ランナーを三塁まで進め、チャンスメイクするも、得点にはつながらない。その後、2回、3回と三者凡退が続き、迎えた4回。先頭柳町逹(商2)の放ったレフトへのヒットが口火となり、4番岩見も続き、5番郡司裕也(環2)がタイムリーを放つ。その後も主将照屋塁(環4)や先発投手の高橋佑、副将天野康大(環4)などが連打を浴びせ、得点を重ねる。最後にはだめ押しの岩見の弾丸ライナーの満塁ホームランも飛び出し、この回大量10得点を挙げる。

 5回以降、追加点はならなかったものの2番瀬尾と4番岩見が猛打賞を記録し、打線の好調を見せつけた。

 対する守り。慶大の先発は、初カードの東大戦で今季初登板初勝利を勝ち取った2年ピッチャー高橋佑だ。このカード2戦目でも先発するも、「リズムに乗り切れなかった」と振り返っていた。立ち上がりの1回、先頭打者に内野安打を許し、苦しい序盤になるかと思いきや、郡司が盗塁を阻止し、流れを戻す。次の打者、立大の主将熊谷に三塁打を打たれるも、続く打者を打ち取り、無失点に抑えた。

 先発高橋佑は、その後の2回を3者連続三振に仕留めるなど、2回から6回をわずか1安打無失点に抑え、快投を見せる。7回に立大の4番山根に二塁打を許すなど2安打を浴びたものの、7回を投げてわずか2失点でマウンドを降りた。

 8回には1年の佐藤宏樹、9回には高橋亮吾(環2)が継投し、両投手ヒットを打たれつつも要所を抑え、無失点で凌いだ。先発の高橋佑は1年の関根智輝(環1)に続いて今季2勝目を記録した。

 長く熱い2カード目を勝利で飾った。1敗したところから流れを引き戻しての2勝。逆転で勝ち点を獲得できたことは慶大の自信につながるだろう。また、昨日、今日とで打つ選手が変わっている。開幕前に、監督が注目選手は「全員」と語っていた。ここまでで勝ち点2と先頭を走る明大に肩を並べた。優勝のためには負けられない戦いがまだまだ続く。次の法大戦では誰が活躍するのか、本当に全ての選手から目が離せない。(慶應スポーツ新聞会 記事:高山 実子)

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