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日めくりプロ野球9月

【9月18日】2004年(平16) 古田苦渋の決断 史上初のストで損失額は1日10億円超

スト突入を決め、険しい表情で会見する古田選手会長(中央)
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 オリックス・近鉄の合併に端を発した、球界再編問題は最悪の局面を迎えた。日本プロ野球選手会と日本プロ野球機構(NPB)による協議・交渉委員会は、9月17日に10時間に及ぶ交渉にもかかわらず、決裂。18、19日に選手会はストライキに突入、1、2軍計17試合が中止となった。

 05年は「セ6球団、パ5球団」を視野に、“05年以降”に新規参入球団の加盟を検討することを基本方針とするNPB側。“05年のシーズン”を「セパ各6球団」にするため、NPBに最大限の努力をすることを確約してほしいと要求した選手会。12球団制についての、考え方の違いを問題にして両者は妥結に至らなかった。楽天などが新規参入の動きを見せている中で、NPB側の「誠心誠意」の言葉とは裏腹な言動が、選手会、ファンに不信感を抱かせたといっても過言ではない交渉だった。

 18日、各球場では試合が行われないことを分かっていながら、ファンが自然と集まった。選手側も即席のサイン会や握手会を球場の外で行うなど、試合を中止にしたせめてものお詫びに積極的にファンと交流した。

 18日はセ・リーグ首位攻防の中日−巨人(ナゴヤドーム)など、セパ6試合のカードが組まれていたが、ストによる損失額は入場料、グッズ・飲食など計10億円超。代替試合が行われなかったため、ナゴヤドームは入場料金だけで1億5000万円もの損失となった。

 ストライキによって選手の年俸も減る。野球協約第91条「参加報酬の減額」の項目には、「統一契約書に表示された野球試合(略)を休止する場合、球団は野球活動休止1日につき(略)参加報酬の300分の1に相当する金額を減額することができる」とある。これに従うと、プロ野球選手全体の年俸285億7619万円(当時)の300分の1、約9500万円がカット。ストは19日も続いたため、約1億9000万円が選手に支払われなかった。

 個人でみてみると、選手会会長のヤクルト・古田敦也捕手は推定年俸3億円で、減額は2日間で200万円。年俸5億円で球界トップとされた、横浜・佐々木主浩投手と近鉄・中村紀洋内野手は2日間で333万円のカットとなった。

 一方で、最低年俸補償額440万円の選手は1日1万5000円、2日で3万円。トッププレーヤーとケタが違うとはいえ、2日で3万円の減額は稼いでいる額からすればけっこう痛かったはずだ。

  

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