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日めくりプロ野球09年6月

【6月8日】2003年(平15) 記録ラッシュ 井口忠仁は49年ぶり 福留孝介は46年ぶり

日本ハム戦で5試合連続猛打賞の活躍をした井口。ロッテ入り後は4番を務めている
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 【ダイエー3−0日本ハム、中日10−0広島】後のメジャーリーガー2人が同じ日に約半世紀ぶりの記録を相次いで成し遂げた。

 ダイエーの3番・井口資仁二塁手は東京ドームでの日本ハム15回戦で4打数3安打と大当たり。6月3日のオリックス8回戦(福岡ドーム)で3安打を放って以来、5試合連続の猛打賞となった。

 過去に5戦連続3安打を記録したのは、54年(昭29)8月3日から8日にかけて中日・西沢道夫内野手のみ。パ・リーグでは97年にタフィ・ローズ外野手(近鉄)、00年に小笠原道大内野手(日本ハム)の4試合が最長記録で、井口が新記録を打ち立てたことになった。

 センター返しの意識と幸運が記録達成を助けた。8回の4打席目。日本ハム・立石尚行投手のストレートを強振した打球はセンターへの飛球。ところが守備には定評のある井出竜也中堅手がこれを見失い、捕球できずにいると、井口は二塁まで進んだ。

 スコアボードを凝視する井口。「H」のマークが点灯すると、思わず塁上でガッツポーズ。これで3本目の安打となった。「エラーが付くと思っていた。いやぁ、ラッキーだね。正直嬉しい」と、完封勝ちを収めた新垣渚投手とともにお立ち台で最高の笑顔をみせた。無理に引っ張らず、センターから右方向への打球を飛ばすことで「悪くなってもすぐに打撃を修正できる。今年こそ3割を打ちたい」と意欲を見せた。

 6試合連続のプロ野球記録を狙って臨んだ9日の西武戦。先発は松坂大輔投手。「大輔から3本打つなんて無理、無理」と笑っていたが、ここまで対松坂は通算50打数18安打、打率3割6分。自信はあった。

 結局、松坂には3打数無安打。リリーフ投手にも2の0に抑えられ、新記録はならなかったが、もう1つの目標だった打率は3割4分をマーク。プロ7年目にして初の大台となった。

 セ・リーグでは中日・福留孝介右翼手のサイクル安打。プロ野球55人目(59度目)で、福留の前は03年5月3日のオリックス・オーティズ内野手と近々の話でそれ自体珍しいことではなかった。それが満塁本塁打を含むサイクルとなると、57年(昭32)8月27日、毎日の葛城隆雄外野手が南海18回戦(大阪)でマークして以来、46年ぶり3人目。セ・リーグでは初めてだった。

 1打席目に中越え二塁打、2打席目に広池浩司投手から右中間へ13号満塁弾を放った福留。もう1本二塁打をはさんで迎えた第4打席。左中間への一撃を放つと「絶対行ってやろうと思った」と猛然と三塁に滑り込み、三塁打にした。いちばん難しい1本をクリアした福留は5打席目で難なく中前打。5打数5安打4打点とまさにワンマンショーのような試合となった。

 ルーキーイヤーにもチャンスはあった。99年4月28日の阪神3回戦(ナゴヤドーム)で、あとシングルヒットを打てばサイクルという時に、当時の星野仙一監督は「若いんだからこれからいくらでもチャンスはある」と、守備固めの久慈照嘉内野手と交代。ショートを守っていた福留の守りを不安視して、指揮官は個人記録よりチームの勝利を選んだ結果だった。

 「そういえばそんなこともありましたねえ」。今なら笑って話すことができるほど、福留は成長した。後に海を渡って米国で野球をすることを選んだ井口と福留。井口は09年、ロッテ入りして日本へ戻り、福留はメジャー2年目のシーズンをシカゴ・カブスで送っている。

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