巨人・横川凱 大阪桐蔭で春夏連覇した思い出の甲子園でプロ初登板 二塁踏ませず、6回零封

[ 2023年5月26日 20:01 ]

セ・リーグ   巨人―阪神 ( 2023年5月26日    甲子園 )

<神・巨>6回2死一塁、中野を空振り三振に仕留めて雄たけびを上げる横川(撮影・北條 貴史)
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 巨人の5年目左腕、横川凱投手(22)が阪神戦(甲子園)に先発登板。6回3安打無失点と好投し、今季4勝目の権利を得て降板した。

 プロ通算13試合目の登板だが、大阪桐蔭3年時に春夏連覇を経験した聖地・甲子園ではプロ初登板。2018年8月16日に行われた3回戦・高岡商戦以来1744日ぶりのマウンドとなった。

 すると、初回を3者凡退で好発進。2回は4番・大山に中前打されたものの佐藤輝をカットボールで空振り三振に仕留めたあと、森下を併殺打に打ち取って無失点。その後も順調にイニングを重ね、1―0で迎えた6回には先頭の木浪を右前打で塁に出したあと、相手先発左腕・桐敷の一塁方向への送りバントを素早く処理し、振り向きざまに二塁へ送球。自らの好フィールディングでピンチの芽をつみ、6回まで二塁すら踏ませない投球を見せ、この回限りで降板となった。

 投球内容は6回で打者20人に対して80球を投げ、3安打無失点。6三振を奪い、四死球なし、直球の最速は145キロだった。

 横川は4月23日のヤクルト戦(神宮)でプロ5年目にして待望の初勝利。前回登板した5月18日のヤクルト戦(神宮)でも6回2安打1失点と好投してプロ3勝目(2敗)をマークしていた。

 勝利投手の権利を得て降板した横川だったが、降板直後の7回に2番手右腕・鈴木康が追いつかれ、横川の白星は消滅した。

 ▼横川 (捕手の大城)卓三さんに引っ張ってもらってテンポよく投げることができました。今日はストレートが良かったので変化球もいきて自分の投球ができました。

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