元巨人監督・堀内さん レフト岡本和に疑問「巨人の4番であり巨人の顔だからね」

[ 2023年5月26日 15:15 ]

セ・リーグ   巨人5―4DeNA ( 2023年5月25日    東京D )

堀内恒夫氏
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 元巨人監督で野球評論家の堀内恒夫さん(75)が26日、自身のブログを更新。巨人の主力選手である中田翔内野手(34)と岡本和真内野手(26)の起用法について疑問を投げかけた。

 右太腿裏肉離れで戦列を離れていた中田翔は前日25日に出場選手登録され、同日行われたDeNA戦(東京D)で「6番・一塁」に入って即スタメン出場。中田翔の離脱に伴って本職の三塁から一塁に回っていた岡本和は「4番・左翼」で先発出場した。中田翔の出場は負傷した4日のヤクルト戦(東京D)以来3週間ぶり、岡本和のスタメン左翼は2019年8月9日のヤクルト戦(東京D)以来約4年ぶりだった。

 堀内さんは東京ドームでこの試合を見ていたそうで「2つ気がかりなことがあった」として中田翔と岡本和に触れた。

 まずは中田翔について「太もも肉離れから超人的な回復力で戻ってきたって言うけれど昨日の動きをみた感じでは焦らず、もう少し様子を見てやった方がいいんじゃないかと思ったよね」と指摘。

 岡本和については「中田が戻ってきたその日サードの門脇はそのままで岡本はレフトを守っていた。門脇はいい選手だ。でもね、岡本は今巨人の4番であり巨人の顔だからね。門脇うんぬんじゃなくて中田がファーストに戻ったのなら岡本はサードに戻る。俺はそう思ったけどなぁ」とつづった。

 25日の試合。岡本和は2回1死二塁の守備で山本の左飛を処理したあと、ゆったりとした動きで送球の構えを見せず。中堅を守るブリンソンに声をかけられ遊撃手・坂本まで送球したが、打球を注意深く見つめていた二走・京田はタッチアップで悠々と三塁へ。先発右腕・山崎伊は続く相手先発左腕・東に右前適時打を打たれて3点目を失った。打撃も3戦連発中&4戦連続打点中だったが、4打数無安打で5試合ぶりノーヒット。中田翔は4回の第2打席で安打を打ち、3打数1安打で7回の守備からベンチに下がっている。

 25日の試合後、岡本和の左翼起用について聞かれた原辰徳監督(64)は「和真とも2、3日前に話をしてね、非常にチームのためというなかで、監督としては、サードもファーストも、そして外野もという選手がいてくれる。しかも、それが看板選手であり4番バッターだという部分では非常に心強く、今日決めたということですね」と説明。

 さらに「まぁ、WBCで見てるからね。世界の大舞台でやってくれてる人ですから、そこはそれほどっていうか、不安はないですね。ただ、そういう気持ちでいてくれているという、さっきのね、それがうちの看板選手であり4番バッターであるという部分においてはね、えー、非常に心強いというところですね」と語っていた。

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