復活期すソフトB・栗原　三塁レギュラー獲りへ「必死に食らいついていきたい」　練習量をテーマに

宮崎空港に到着したソフトバンク・甲斐野（左）と栗原（撮影・岡田　丈靖）
Photo By スポニチ

　量にこだわり、三塁のレギュラーを奪いにいく。左膝の大ケガから復活を期しているソフトバンク・栗原は「1年間戦う体というのをつくらないといけない。数をしっかりこなしたい」と練習量を宮崎キャンプのテーマに掲げた。

　栗原にとって再出発のキャンプだ。昨季3月30日のロッテ戦（ZOZOマリン）の左翼守備で左膝を負傷。4月に左膝の前十字じん帯再建手術などを受けてシーズンの大半を棒に振った。再び主力として活躍するために攻守両面で数をこなして体に染みこませる。栗原は「ノックを受ける数もそう、バッティングの振る量もそう」と表情を引き締めた。

　新しいチャレンジに不安はある。「サードはやったことがなくて分からない。なので必死に食らいついていきたい」。不安だからこそ数をこなすことが大事と自分に言い聞かせるようだった。正三塁手で長年チームを支えてきた松田は巨人へ移籍。「元気という面でもチームを引っ張っていきたい」とムードメーカーとしても貢献したいと力を込めた。

　「藤本監督も“競争が激しくなる、厳しくなる”と言っている。負けないようにやっていきたい」。熾烈（しれつ）なサバイバルを勝ち抜くための土台を宮崎でつくり上げていく。