日本ハム・清宮“第1号” ファン交流企画で捕ってもらうはずが2球もスタンドイン

[ 2023年1月31日 06:00 ]

捕球した参加者に手を振る清宮(撮影・高橋茂夫)
Photo By スポニチ

 懸命にバックするファンの足が止まる。日本ハム・清宮が放ったロングティーの打球は、参加者2人の頭上を越えて右翼芝生席に吸い込まれた。野村とともにキャンプ地の沖縄・名護で、ファンとの交流イベント「ホームランキャッチのお仕事体験」に参加。ファンに捕らせる企画だったが、2球もスタンドインさせてしまった。

 「絵的にホームランを打ってくれ、と言われたので。まあ風っす」。同企画には西武・中村、ソフトバンク・柳田らパ・リーグ各球団を代表するスラッガーが参戦する。応募したファンが打撃練習の捕球役を務めるという内容で、2月下旬からパ・リーグTVで放送を予定し、日本ハムの収録が1発目。想定外の本塁打だったが、ライバルたちよりも早い“第1号”となった。

 近年は新型コロナの影響でファンとの交流が激減。ようやく規制が緩和されつつあり、グラウンド上では久しぶりの交流となった。「声をかけてもらって期待されているんだなと。こういう方たちに支えられていると凄く感じる。気持ちの入り方も変わってくる」と感謝の思いを強めた。

 12球団のトップを切り、3月30日に先行で開幕する楽天戦。記念すべき新球場第1号については「打てるに越したことはないですけど」と自然体を貫いてきたが、本塁打数は自己最多となる30本以上にこだわる。「近い距離で触れ合えることができて良かった。うれしかった」と清宮。ファンの声援を力に変え勝負の6年目に挑む。(清藤 駿太)

続きを表示

この記事のフォト

2023年1月31日のニュース