日本ハム・矢沢が「初優勝」 投打二刀流ルーキーが似顔絵対決で「絵心」発揮

[ 2023年1月23日 06:00 ]

ルーキーお披露目会でカビーの似顔絵を披露する矢沢(撮影・沢田 明徳)
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 投打に「絵」も加えた三刀流だ。日本ハムは22日、千葉・鎌ケ谷で毎年恒例の「新人お披露目会」を開催。ドラフト1位左腕・矢沢(日体大)が似顔絵対決で見事優勝し「いい感じに描けたっす」と笑顔を見せた。

 米国で自主トレ中のドラフト3位・加藤豪(前メッツ傘下)を除く9選手が参加。トークショーなどが行われたイベントの終盤、熊をモチーフにした2軍専属マスコット「カビー」を題材に、各選手がペンを走らせた。矢沢が色紙に描き上げたカビーを披露すると、その高いクオリティーにファンから拍手が送られた。普段、絵は全く描かないというが「バランスは結構、意識しました。鼻がでか過ぎたりしたらやばいなと思って。良かった」と胸をなで下ろした。

 本業の仕上がりも順調だ。イベント前の新人合同自主トレでは、初めて捕手を座らせたブルペン投球を実施。3度目のブルペン入りで、過去2度は全て直球だったが、カーブ、スライダー、チェンジアップなどの変化球も解禁して40球を投げ「強度はまだまだですけど、前回よりバランス良く投げられた」とうなずいた。

 今季はDH制で先発投手が降板後もDHで継続出場できる、通称「大谷ルール」が導入される。この日もブルペン後は打撃練習を行うなど、二刀流メニューで調整を続けており「(投打の)どちらも高いパフォーマンスをしてこそのルール。僕がそれを使えるレベルまで上がりたい」。意外な絵の才能を見せた矢沢「画伯」は、新球場での二刀流披露への青写真も描いている。(田中 健人)

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