パ・リーグ新人王の西武・水上 300%アップの4000万円で更改「数字的に見たらいいシーズン」

[ 2022年12月1日 11:39 ]

大幅アップで契約更改した水上は、来季の目標に「ビールかけ」を掲げ笑顔を見せる(撮影・尾崎 有希)
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 パ・リーグの新人王に選出された西武・水上由伸投手(24)が1日、埼玉県所沢市の球団事務所で契約更改交渉に臨み、3000万円アップの4000万円でサインした。20年育成ドラフト5位で入団した中継ぎ右腕。育成出身選手が同賞を新人王を受賞したのはリーグ史上初だった。

 飛躍の1年を「数字的に見たらいいシーズンだったなと思います。コロナ以外でずっと1軍にいれて、タイトルを獲れたことも良かった。勝ちパターンで絶対に投げるという気持ちがつながった」と振り返った。「給料を上げてずっと買おうと思っていた」という車を購入し、納車を2日後に控えているという。

 渡辺久信GMの「面構えがいい」という評価もあり1年目だった昨年5月に支配下登録。2年目の今季はさらに飛躍しセットアッパーとして60試合で4勝4敗1セーブ、防御率1・77。7月には11試合、防御率0・00で初の月間MVPも受賞し、ホールドと救援勝利を足した35ホールドポイントで同僚の平良とともに最優秀中継ぎのタイトルにも輝いた。

 150キロ台の直球とシュートとスライダーのコンビネーションで打者の内外角を突く投球が持ち味。父が巨人・高橋由伸前監督のファンだったことで「由伸」と名付けられた。来季に向け「今年はオールスターを終えて疲れが出てしまったので、体力面を優先して(自主トレを行っていく)。体格を良くしようかなと思う。個人タイトルはチームの成績の次。来年は絶対に優勝します」と語った。

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