広島・野間「走れる1番」任せろ 求められる出塁率と盗塁数「自分はそういうことをしないといけない」

[ 2022年11月28日 05:00 ]

走れる1番を目指す野間
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 広島・野間が「走れる1番」襲名に名乗りを上げた。新井監督はフラットに競争させた上で固定できる1番打者を探すと発言。野間は、今季1番でチーム最多68試合に先発しており、その立場はいったん白紙に戻されるものの「上位は固定されているのが一番だと思う。そこに入っていけるようにアピールしたい」と気合を入れ直した。

 指揮官が理想の1番打者の条件に挙げたのは「出塁率の高さ」と「盗塁数」。その2つを伝え聞いた野間は「自分は、そういうことをしないといけない選手」と表情を引き締めた。規定打席に未到達ながら出塁率・347はプロ8年目で自己最高、今季7盗塁はチームトップをマーク。「監督も機動力を掲げている。足の速い選手が積極的に仕掛ければ、バッテリーに重圧をかけられる。その役割をやらないといけない」と機動力野球のカギを握っている自覚はある。

 18年の17盗塁が自己最多で、球界随一の走力を考えれば物足りない数字が続いてきた。秋季キャンプでは現役時代に盗塁王を2度獲得した福地コーチから二盗の指導を受け、「常に脱力について言われていた。いつでもスタートを切れる状態にできるか、構え方から突き詰めたい」と収穫を持ち帰った。「春から競争になると思うし、しっかりとアピールしないといけない立場。25盗塁あたりを目指してやらないといけない」。レギュラーを目前にして迎える新政権。走り回って1番を不動のものとする。(河合 洋介)

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2022年11月28日のニュース