ベストナイン受賞の阪神・中野「ほんとに光栄」 来季は二塁で受賞へ「全試合出て、チームに貢献」

[ 2022年11月25日 05:15 ]

阪神・中野

 阪神・中野は遊撃手部門では巨人・坂本の5年連続を阻み、優勝に貢献したヤクルト・長岡に100票以上の差をつけてベストナインを初受賞した。

 「ほんとに光栄です。でも正直、自分でいいのかなというのがありながら…。そういった賞を受賞できたのは素直にうれしいです。評価していただいたのは自信になりますし、来年以降もしっかりやらないといけないという気持ちになった」

 135試合に出場し、打率.276、6本塁打、25打点、23盗塁。18失策は両リーグ最多でも、最多安打争いに加わるなど結果を残し、侍ジャパンの強化試合にも選出された。岡田監督のもとで来季からは二塁転向の方針。ベストナイン受賞の翌年のコンバートは異例でも前向きだ。

 1年目の21年に18試合しか守っていない二塁には今秋キャンプから本格的に挑戦。「思ったよりうまくセカンドの動きに対応していけている」と手応えを実感し、「2番・二塁」の構想に応える準備に余念はない。

 「全試合に出てゴールデングラブ賞を獲れれば一番最高の形。しっかり全試合出て、チームに貢献していければ、いい結果が出ると思う。全試合出られるように頑張りたい」

 二遊間両方でのベストナイン獲得はセ・リーグでは過去に高木豊(85年=遊撃手、90、91年=二塁手)しかいない。快挙への挑戦権を得た。(須田 麻祐子)

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2022年11月25日のニュース