DeNA番長 開幕カードの岡田阪神3連戦 三浦少年に「教えてあげたい」

[ 2022年11月12日 13:14 ]

DeNA・三浦監督
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 DeNAの三浦大輔監督(48)が12日、秋季トレーニング第3クール2日目(横須賀市内2軍練習施設DOCK)の練習前に取材対応。来年3月31日からの開幕カード・阪神3連戦(京セラドーム大阪)に向けた熱い思いを口にした。

 「不思議な縁ですよ。小学生のころに憧れて応援していて、甲子園でも応援して、後援会で写真も撮ってもらい、小学生のころには対戦するなんて思っていなかった。(小学生の自分に)対戦するんだぞと教えてあげたい。でも信じないと思うけど…」

 憧れの存在、それは来季から阪神の指揮を執る岡田彰布監督。父・克之さんが「三勝生花店」を、岡田監督の実家のある大阪・玉造で経営している縁で、三浦親子は「岡田後援会」に入会していた。

 後援会のソフトボール大会で一緒にプレーをするなど、岡田監督も「大輔君」の存在は強く認識していた。その2人がプロの世界で、しかも開幕戦で相対峙する。

 DeNAは今季阪神に16勝9敗で、13年以来9年ぶりに勝ち越した。だがCSファーストS(横浜)では1勝2敗と負け越し。24年ぶり日本一を狙う道が途絶えた。

 番長にしてみれば「ああいう形でシーズンが終わって、続きではないがつながっている。監督としても2年連続開幕カードは負けている(21年巨人2敗1分け、22年広島3連敗)。来年こそはいいスタートを切って最初から乗っていきたい」と、負けるわけにはいかない3連戦でもある。

 その相手が岡田監督。憧れの存在を倒して、4半世紀ぶり日本一をつかみとらなければならない。「小学生から憧れていたプロ野球選手と対戦(オープン戦で1度対戦)して、月日がたって監督としても対戦できる。ないんじゃないですかねえ。そういうの。うん、縁を感じる」。

 思いは尽きない。だが私情も挟めない。訪れる球春に向け、すでに番長の胸の鼓動は高まり始めている。
 (大木 穂高)

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2022年11月12日のニュース