ソフトB FAの近藤に交渉解禁即アタック 今後は藤本監督の直接出馬も「話せる機会あれば何でもやる」

[ 2022年11月12日 05:00 ]

日本ハム・近藤
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 プロ野球のフリーエージェント(FA)宣言選手と各球団との交渉が11日、解禁された。日本ハムから海外FA権を行使した近藤健介外野手(29)にはソフトバンクや西武、西武から国内FA権を行使した森友哉捕手(27)にはオリックスなどが興味を示し、どちらも争奪戦になる見込み。オリックスの伏見寅威捕手(32)、DeNAの嶺井博希捕手(31)はともに国内FA権を行使した。

 ソフトバンクの藤本監督が宮崎秋季キャンプ休日のオンライン対応で、獲得に動いている日本ハム・近藤との直接交渉に意欲。「当然、直接話せる機会があれば交渉でも何でもやります」と語った。

 特に指揮官が評価しているのが近藤の出塁率だ。プロ11年間で・413と驚異の数字を誇る球界屈指の好打者について「あれだけ出塁率が高い選手。そういうバッターが1番にいたら得点力が上がる」と1番での起用プランも明言。来季の覇権奪回に向けて重要なピースでもあり「1~5番まで全部を打っている打者だからうちにはまる」と力を込める。

 関西弁で軽妙なトークも持ち味だが「話術はない。下手くそやから」と苦笑い。では気持ちでぶつかるかと聞かれると「そうです」ときっぱり。熱意は誰にも負けていない。

 日本ハムも含めた争奪戦が予想される中、球団は4年総額30億円の大型契約を準備。解禁のこの日に即日交渉したとみられるが、藤本監督の出馬という“二の矢”も合わせて準備にぬかりはない。

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2022年11月12日のニュース