日本ハム・上川畑 フェニックスL最終戦で「引っ張り」成功 来季はオリ救援陣の速球も打つ

[ 2022年11月1日 06:00 ]

フェニックス・リーグ   日本ハム4―0中日 ( 2022年10月31日    SOKKEN )

フェニックス・リーグ、中日戦で軽快な守備を披露した日本ハム・上川畑
Photo By スポニチ

 日本ハム・上川畑が打撃向上へ「プルヒッティング」を課題に挙げた。フェニックス・リーグ最終戦の中日戦に「6番・遊撃」で出場し、4回に内寄りの速球を引っ張り込んで右前打。課題の引っ張る打撃で成果を残し「フェニックスでは引っ張った打球をしっかり打てたらと思ってやっていた。それなりにやりたいことはできたかな」とうなずいた。

 昨秋ドラフト9位で入団し、中盤戦以降は攻守で堅実なプレーを見せて遊撃の定位置を確保。80試合に出場して打率・291、2本塁打、17打点とチームの長年の課題だった遊撃手の固定へ猛アピールした。今季の76安打中、左方向が29安打で右方向が28安打と大差ないが、「終盤は特に引っ張れない打球が増えていった。投手の球が強いのもあるし、引っ張りにいった時に凡退することが多かった」と分析する。

 日本一に輝いたオリックス救援陣を例に挙げ「特に中継ぎから抑えは球が速い。そういう球をしっかり打ち返せるように」と、強い球に対してもしっかり引っ張る打球を打ちたい考え。また、日本シリーズをテレビ観戦して「ああいう緊迫した場面で野球をやりたい」と新たな気持ちも芽生え、来季のさらなる飛躍を誓っていた。(東尾 洋樹)

続きを表示

2022年11月1日のニュース