広島新監督の新井貴浩氏 矢野監督の采配が「点をもたらした」第2戦もロースコアを予想

[ 2022年10月8日 17:59 ]

セCSファーストステージ第1戦   阪神2-0DeNA ( 2022年10月8日    横浜スタジアム )

<D・神>試合を解説する新井貴浩氏(撮影・島崎忠彦)
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 来季から広島の監督に就任することが決まった新井貴浩氏(45=本紙評論家)が8日、BS-TBSで放送されたセ・リーグのクライマックスシリーズ(CS)ファーストステージ第1戦、DeNA-阪神のテレビ解説を務め、初戦を制した阪神について言及した。

 阪神は両軍無得点で迎えた5回1死一、三塁の好機で糸原に代打・マルテを送った。そのマルテが四球を選んで満塁にすると、近本が中前に2点適時打を放ち、先制。結果的にこの2点を守り切り、逃げ切った。

 新井氏は「タイガースの形で戦いましたよね。5回に2点を先制できたところなんですけども、試合前に(予想した)ロースコアの展開になるのではというゲームになりましたね」と投手戦に持ち込んだ阪神がレギュラーシーズン同様の戦い方をできたことが勝因とした。

 そして、5回に代打・マルテを送った場面を振り返り「先に早めに仕掛けた矢野監督の采配が点をもたらしたというところなんでしょうかね」と矢野采配を称えた。

 また、先発マスクをかぶった坂本の配球も称賛。6回1死一塁で佐野を打席に迎え、1ボール1ストライクから内角球で一邪飛に打ち取った場面に「配球が面白かったですね。なかなか、あのケースでインサイドは構えずらいんですよ。その前のファウルで佐野がアウトコース甘めに絞って踏み込んで打ってきた。そこで勇気を持ってインサイドで詰まらせた。なかなか見所ある対戦であり、配球でしたね」とした。

 その上で「後ろがしっかりしてるのは、ベイスターズも同じことが言えます」と両チームともに救援陣が頼もしいとし「短期決戦は先取点を取った方が有利になる。お互いセットアッパー、抑えにつなぐ形があるから、中盤、終盤以降に強力な投手から逆転するのは難しい。先制して細かい継投で逃げ切る。明日もそういった展開になるんじゃないでしょうかね」と分析した。

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