日本ハム・新庄剛志監督が来季続投正式表明!札幌D最終戦セレモニーで驚きの演出

[ 2022年9月28日 22:15 ]

パ・リーグ   日本ハム3―11ロッテ ( 2022年9月28日    札幌D )

<日・ロ>「SHINJO」名のユニホームを着替た新庄監督(撮影・高橋茂夫)
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 就任1年目の日本ハム・新庄剛志監督(50)が28日、来季続投を“ビッグボス流”で正式表明した。

 ロッテとの本拠地最終戦のセレモニー。チームを代表してあいさつした指揮官は「今年は悔しくて悔しくてたまりませんでした試合に勝てなかったから悔しかったわけではありません。ファンは宝物と言っておきながら“勝つきないじゃねえか”と…。でも選手を成長させるために1年間ブレずにやり通しました。しかし結果はファンを悲しませたダントツ最下位です。この責任は監督、ビッグボスが悪いです。本当に本当に短いですが、今シーズンをもって“BIGBOSS”のユニホームを脱ぎます!」と宣言した。まさかの“BIGBOSS”退任宣言〟。場内がざわつく中、マウンドにBIGBOSSの文字が刻まれたユニホームを置いて球場のライトが消えた。

 駆け付けた満員のファン誰もが、今季限りでの退任を覚悟した。

 しかし、しばらくしてユニホーム姿の新庄監督が登場。背ネームには「SHINJO」の文字。マイクを片手に新庄監督は「球団から、今日来季も監督として指揮を執ってほしいと言われました。でも、返事はまだしていません」と話すと、ファンに向けて「来年、新庄剛志でエスコンフィールドで監督として指揮を執ってもいいですか!!」。問いかけに大きな拍手と歓声で応えたファン。06年の現役時代に使用した登録名で再スタートを切ることを宣言した。

 それだけでサプライズは終わらず、シーズン中にもかかわらず来季の開幕投手も高らかに発表。

 「来年の大事な開幕戦は左のエース!加藤投手に任せたいと思います!」

 就任時に球団から複数年契約を打診されたが1年契約を希望。球団幹部は「契約した時からスタンスは変わっていない」と来年3月に開場する新球場の顔として来季続投の方針を示していたが、新庄監督は「(チームが)成長できないかなと思ったら分からない」と態度を保留してきた。

 26日には自身のインスタグラムで「突然ですが9月28日札幌ドーム最終戦 皆様にご報告があります」と“におわせ投稿”。すべては、この日のサプライズのためだった。「BIGBOSS」の愛称とは別れを告げ、06年の日本一を勝ち取った「SHINJO」の登録名で来季、本気の逆襲を誓った。

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