ロッテ・井口監督が続投へ 球団最長タイ6年連続指揮に向け調整、若手積極起用で「常勝」へ前進

[ 2022年9月22日 05:31 ]

ロッテ・井口監督
Photo By スポニチ

 ロッテが井口資仁監督(47)の来季続投を基本線に調整していることが21日、分かった。就任5年目で2年契約2年目の今季。現在5位も、CS圏内となる3位・楽天まで3ゲーム差と逆転進出の可能性を残している。最終決定には残り9試合の結果も重要となるが、順当ならば6年目の指揮も託されそうだ。

 昨季まで2年連続リーグ2位と躍進。今季は優勝にこだわったが、マーティン、レアードが大不振で、チーム127盗塁はリーグトップも、打率・230、87本塁打はともにリーグ5位と得点力不足に陥った。一方で若手を積極的に起用、ドラフト1位・松川を高卒新人捕手として史上3人目となる開幕スタメンに据え、3年目の高部を中堅のレギュラーに定着させた。3年目の佐々木朗は4月10日のオリックス戦で完全試合を達成するなど、目標とする「常勝」の道を前に進ませた。球団で2年連続2位以上は84、85年の稲尾和久監督以来2人目。来季6年連続指揮となれば球団最長タイとなる。

 今季は「頂点を、つかむ。」をスローガンに指揮官は「最後までしっかりと目標を持ち続けてやっていきたい」と決意していた。首位ソフトバンクと6・5ゲーム差で直接対決は残り5試合。22日のオリックス戦で敗れれば、優勝の可能性が消滅する。最後まで内容が問われる戦いとなる。

 《球団4人目》ロッテの井口監督は来季で就任6年目。ロッテを6年連続率いると、別当薫(54~59年度)、金田正一(73~78年度)、バレンタイン(04~09年度)に並ぶ4人目の最多連続期間になる。また、連続に限らない就任年数としては(代理、代行シーズンは除く)、前記金田監督の8年(73~78、90、91年)に次ぐ球団2位タイ。

 ◇井口 資仁(いぐち・ただひと)1974年(昭49)12月4日生まれ、東京都出身の47歳。青学大では東都大学リーグ記録の通算24本塁打。96年に逆指名でダイエー(現ソフトバンク)入団。04年オフにホワイトソックスに移籍し、フィリーズ、パドレスを経て09年にロッテで国内復帰。13年に日米通算2000安打を達成。17年限りで現役を引退し、18年から監督に就任した。

続きを表示

2022年9月22日のニュース