工藤公康氏「普通はファウルになるのに…」 ヤクルト村上の“怖さ”に持論「インサイドを攻めきれない」

[ 2022年9月20日 20:45 ]

セ・リーグ   ヤクルトー巨人 ( 2022年9月20日    東京ドーム )

前ソフトバンク監督の工藤公康氏
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 元ソフトバンク監督の工藤公康氏(59)が20日放送のBS日テレ「巨人―ヤクルト」戦(午後6時~)に解説として出演。本塁打を量産するヤクルトの村上宗隆内野手(22)について持論を展開した。

 工藤氏は本塁打を量産する村上について打撃フォームに注目。「(バットを構えて)投手に背番号が見えるくらい背中を入れると普通はインコースが詰まったりするのがセオリーなんです。それがフェアゾーンに飛んでしまうから、みんなインサイド攻めが多くならないんですよね」と持論を展開。

 この日の第3打席、5回に2番手・今村との対戦でニゴロに倒れた場面を振り返り「(最後は)インサイドのボール球だと思うんですよね見逃してたら。あの構えをして振っているんですけど、打ち方うんぬんということもあるかもしれないですけど、あれがセカンドに飛んでいる」とコメント。

 続けて「普通に打ったら一塁方向へのファウルになるのに、あれが内野に飛ぶんですよ。内野に飛ぶということは調子が良かったら本塁打になる可能性があるということです。だから皆インサイドになかなか攻めきれない」と説明。

 さらに「打ってもファウルになると思って(インコースに)投げているのに、えっ何でならないの?となり、どうしても外へのボールを選択してしまう。そこでレフト方向へ本塁打を打たれるというケースが多いんだと思います」と、現役時代の経験を踏まえた解説を披露した。

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