阪神2軍M5に　桐敷が19イニング無失点　井上の一発に平田2軍監督「USJまで行ってるやろ」

ウエスタン・リーグ   阪神3－0オリックス （ 2022年9月20日    鳴尾浜 ）

＜ウエスタン阪神・オリックス＞3回2死、本塁打を放ち生還する井上を迎える平田2軍監督（左3人目）ら阪神ベンチ（撮影・後藤　正志）
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　阪神はオリックスに3―0で勝利し、2年連続のウエスタン優勝へのマジックナンバーを1つ減らして5とした。先発の桐敷が力強い直球に、ツーシームやスライダーなどを織り交ぜてオリックス打線を圧倒。登板前まで同リーグ11試合で防御率0・74の左腕が、7三振を奪うなど7回3安打無失点と好投し、先月28日の巨人戦（ファーム交流戦）から続く2軍での連続無失点を19イニングに伸ばした。打線は2回に無死二塁から6番・豊田の右翼線への適時二塁打で先制。3回には4番・井上が左腕・富山から左翼へ特大の9号ソロを放ち、追加点を挙げた。

　以下は阪神・平田2軍監督との一問一答。

　――桐敷が好投
「いやぁ安定してるな。いつも通り、コントロール、球のキレ、スピードも。ボールになるのも紙一重でしょ。そういうところの出し入れもますます（良くなっている）。（六回）ノーアウト三塁での1、2番で三振取ってほしいところで取ったり、こういうところの勝負どころでの踏んばり、それは見事や」

　――投げるスタミナもついてきた
　「涼しくなってきて、今日は89球？普通なら完封ペースやね。それくらいのペースだったけど危なげないわな。これで6勝目か？勝ち星もあれだけど、本当に安定してる」

　――井上のホームラン
　「井上も見事なビッグフライだ。今日のは本当にビッグフライ。ビッグフライイノウエサンだよ。（打球は）どこまで行った？　USJまで行ってるやろ。今日はUSJ（台風の影響で）休園でしょ？休園でよかったよ。アトラクションのところまで十分飛んでいってるのでね」

　――前川も代打で安打
　「大したもんや。前川の刺激。これが井上にも火をつけてんねん。先輩の貫禄をちょっとは見せたい。そういうところでの前川の存在というのは故障して長かったけど、最後にポーンとヒットを打つやん。見事よ」
　（続けて）
　「何かアクシデントあったらあれやけど、こうやってずっと2試合出ずっぱりだったので、ずっと出すわけにもいかないので。そういうところでは、明日また楽しみ。竹安いいピッチャーなのでね」

　――森木の登板は
　「3つ目かな？　明日ガンケルでしょ。この3連戦で何イニングか投げると思うよ」

　――マジックも5に
　「これはいいことだ。いつも言ってるようにファームやもん。1軍じゃね、何がマジックじゃ、静かにしといてくれという人もおるやろうけど、みんなそんなので変な緊張はないし、ますます励みになる。結果はどうであれ、絶対優勝する、勝つということを言い続けてるから、コーチにも言えって言ってるから。そうじゃないと1球の重み、ワンプレーの重みを感じない」