球団ワースト26度の零敗で阪神・井上ヘッド「もっと、もがけ」　佐藤輝も決意新た

＜阪神練習＞　井上ヘッドコーチ（左）と言葉を交わす佐藤輝　（撮影・後藤　大輝）　
Photo By スポニチ

　阪神・井上ヘッドコーチが練習前、野手陣へ活を入れた。前日18日のヤクルト戦で球団ワーストを更新する今季26度目の零敗。CSを懸けて挑む残り6試合、打線の奮起なしでは勝ち抜けない。

　「（野手陣は）“もがき”っていうものはしようよ、と。もがいてもがいて準備して、それでもアカンかったらあきらめもつく」

　打開の旗頭は佐藤輝に託した。最近5試合で18打数6安打。17日巨人戦で2年連続20本塁打にも王手をかけ「特に深く考えず、普通に打ちにいっている」と自然体を強調する背番号8。井上ヘッドの号令からはメンタル面で刺激を得たようで「最後なので頑張れ、と。目の前の試合を勝ちにいく」と決意を新たにした。