オリ・吉田正 ヒーロー宗に「最後は決めてくれる男」 宗のミスを救う9回2死からの同点適時打

[ 2022年9月19日 18:48 ]

パ・リーグ   オリックス6-5ソフトバンク ( 2022年9月19日    京セラD )

<オ・ソ>延長10回2死満塁、宗(6番)がサヨナラ打を放ち、歓喜する吉田正(7番)らナイン(撮影・坂田 高浩)
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 オリックスが来た!19日のソフトバンク戦は、敗色濃厚だった9回に同点に追いつき、延長10回にサヨナラ勝ち。首位ソフトバンクとの天王山3連戦で3連勝を飾り、ゲーム差を0とした。

 3連勝への号砲を鳴らしたのは吉田正だ。初回2死一塁から、右中間へ19号先制2ラン。さらに3回には福田、宗、中川圭、吉田正の4連打で2点追加した。

 ただ、4回に宗の失策が絡んで3点を失うと、6回無死満塁から2番手・宇田川が中村晃に適時打を許して同点に。なお無死満塁から若月の捕逸で逆転される悪い流れとなった。それでも1点差を追う土壇場の9回、先頭の若月が四球で出塁すると、続く福田が左前打で一、二塁。モイネロを攻め立て、2死から吉田正をついに同点適時打を放った。流れを引き戻し、延長10回のサヨナラ勝ちへとつないだ。

 宗と並んだお立ち台で、吉田正は『9回の同点適時打はしびれました』と振られると、「はい、僕もしびれました」と屈託ない笑顔で、大きな拍手に包まれた。

 9回は、犠打失敗した宗のミスを救う一打でもあり、「最後はやってくれると思っていましたし、それまで、苦しいプレーもありましたけども。最後は決めてくれる男やなと思って見てました。おめでとうございます」と、宗をヒーローにまつり上げた。

 これでソフトバンクとはゲーム差なし。「本当にこの勝利は大きい」と話した吉田正は、ファンに向けて「明日、僕たちは千葉に行って、何とか勝って戻ってきたいなと思います」と、凱旋を約束していた。

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