巨人・菅野「多分、このあと監督に怒られると思います」好投も反省 今永との投げ合い「正直“またかよ”」

[ 2022年9月19日 17:03 ]

セ・リーグ   巨人5ー3DeNA ( 2022年9月19日    東京D )

<巨・D>力投する巨人先発の菅野(撮影・島崎忠彦)
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 巨人のエース、菅野智之投手(32)がDeNA戦(東京D)で7回を5安打無四球の1失点と好投。2回以降は二塁すら踏ませず、今季初の3連勝で9勝目(6敗)をマークした。菅野はこれで東京ドームでのDeNA戦は2016年7月9日から9連勝となっている。

 相手に隙を与えたのは初回だけだった。チームは前夜の同戦に敗れ、2年連続のV逸が決定。この試合を含めて残り9戦で5位から逆転でのクライマックスシリーズ(CS)進出を目指す戦いのなか、菅野は今季初となる中5日のマウンドに上がり、初回は開始からわずか6球で先制を許した。だが、その後は味方打線が中田、大城、ポランコ、丸と相手左腕エース今永に4アーチを浴びせる一発攻勢で援護。8回に2番手右腕・鍵谷、9回には4番手右腕の守護神・大勢がともにその回の先頭打者となる代打・関根と佐野に一発を浴びたが、2点差で逃げ切った。

 試合後、単独でお立ち台に上がった菅野は「ある程度思ったところに投げれて、いいピッチングできたなと思ってます」と充実の表情。それでも初回は1番・桑原に初球の外角スライダーを左中間フェンス直撃の二塁打とされたのをきっかけにわずか6球で先制を許した。前回登板した13日のヤクルト戦(神宮)でも塩見に初回先頭打者初球アーチを浴びて先制されていただけに「初回の1点っていうのは…。前回も初球を打たれてしまって反省してたんですけど。多分、このあと監督に怒られると思います」。好投でも反省を口にするエースにスタンドからはどよめく声も上がった。

 今季3度目の投げ合いとなった相手の左腕エース今永については「ベイスターズで一番いいピッチャーだと思いますし、正直“またかよ”って思ったんですけど、はい。でも、勝てて良かったです」と素直な思いも口にしたエース。今季初の中5日登板については「あんまり前半働けなかったんでね。最後の最後まで腕を振っていきたいです」とし、これでこの日試合がなかった3位の阪神&広島とゲーム差がなくなったことに関しては「本当に落とせない試合が続くと思うので、きょうもたくさんのお客さんが来てくれたので、本当に力になったので、最後まで応援よろしくお願いします!ありがとうございました!」と声を張り上げていた。
 

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