西武・内海 現役最後の登板はオール直球 最後は139キロで二ゴロ 大歓声の中マウンドに別れ

[ 2022年9月19日 14:09 ]

パ・リーグ   西武-楽天 ( 2022年9月19日    ベルーナD )

<西・楽23>一礼して最後のマウンドに向かう内海(撮影・尾崎 有希)
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 今季限りで引退する西武・内海哲也投手(40)が19日、楽天戦(ベルーナD)に先発。現役最後のマウンドに上がった。

 背番号「27」のボードが場内中で掲げられ、家族や駆けつけたファームの選手も見守る中での最後の登板。マウンドの手前で深々と一礼してから投球練習に入った。楽天の1番・山崎剛に対して投じた第1球は137キロ直球。最後は5球目に139キロを投じて二ゴロで仕留めた。マウンドに集まった野手陣と握手し、豊田投手コーチと抱擁。帽子をとって楽天ベンチにも深々と頭を下げ、大歓声のスタンドにも手を振りながら現役に別れを告げた。

 試合前には埼玉県所沢市の球団事務所で引退記者会見に臨んだ。会見の中盤には言葉を詰まらせて涙をぬぐう場面もあった。「本当はもっと早くユニホームを脱ぎなさいと言われてもおかしくなかったけど…」と語ると言葉を詰まらせた。充血した目には涙がたまり「自分が辞めるまで現役をやらせていただいたことを感謝しています」と言葉を絞り出した。

 19年間のプロ野球人生。03年ドラフト自由枠で巨人に入団し11、12年に最多勝を獲得するなどエースとしてチームを支えた。通算135勝を挙げた左腕。この日の先発と、引退セレモニーを前に「寝たような寝ていないような、今日のスピーチを繰り返しました」と緊張を口にして、笑わせる場面もあった。

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