ヤクルト小川泰弘 「粘れて良かった」8回途中無失点で今季8勝目 3年ぶりに規定投球回到達

[ 2022年9月18日 21:50 ]

セ・リーグ   ヤクルト1─0阪神 ( 2022年9月18日    甲子園 )

<神・ヤ22>3回、好投する小川(撮影・平嶋 理子)
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 ヤクルトの小川泰弘投手(32)が18日の阪神戦(甲子園)に先発し、7回1/3を5安打無失点に抑える好投で今季8勝目をあげた。

 初回先頭の中野、2番の糸原の連打を浴びて無死一、二塁のピンチを迎えたが、3番の近本を左飛、4番の大山を三ゴロ併殺に斬ってリズムをつかんだ。5回1死二塁では梅野をフォークボールで遊ゴロ、小幡をカーブとフォークで追い込み、内角直球で遊ゴロに抑え、ゼロを並べた。1─0の8回に1死一、二塁のピンチを背負ったところで交代。2番手の左腕久保が中野を二ゴロ併殺に仕留めて無失点で切り抜けた。

 チームは17日の中日戦(バンテリンドーム)で延長12回の激闘で、7投手を使っていた。そんなチーム事情の中で小川が長いイニングを投げ切り、先発の役目を果たしてチームを助けた。

 試合後のインタビューで小川は、「タフな試合でしたけど、最後は仲間を信じて見てましたし勝って良かったです」とコメント。自身の投球について「立ち上がり悪い所があるんですけど、粘れて良かったです。強気でしっかり攻められた。中村が良いリードをしてくれたと思います」と振り返った。

 2番手の久保には「自分が招いたピンチだったので、何とかしてくれっていう思いでしたけど、最高の結果を出してくれて感謝してます」と話した。この日の登板で、3年ぶりに規定投球回数に到達。小川は「ローテーションを任されているので、そこは最低限クリアしていきたいと思っていた。ケガなく長いイニングを投げることが自分の役目だと思っているので1つクリア出来て、また次に向かっていきたい」と前を見据えた。

 チームは、連敗ストップで残り12試合。小川は「大事な試合が続いていて、連戦ですし、凄く大変な中でみんなやっていると思う。なんとか歯を食いしばって1人1人が力を出そうと頑張っているので継続して、良い時も悪い時も粘ってみんなでやって行きたいと思います」とした。

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