巨人・山崎伊織 無念の6回途中2失点降板 好投も打線の援護なく5回まで0―0

[ 2022年9月18日 16:20 ]

セ・リーグ   巨人―DeNA ( 2022年9月18日    東京D )

<巨・D>6回、悔しげな表情で降板する山崎伊(撮影・光山 貴大)
Photo By スポニチ

 巨人の2年目右腕、山崎伊織投手(23)がDeNA戦(東京D)に先発登板。好投するも打線の援護に恵まれず、6回途中6安打2失点で降板してプロ6勝目を逃した。

 前回登板した7日のDeNA戦(東京D)では7回4安打1失点と好投して3試合ぶりとなるプロ5勝目。翌8日に一度登録を抹消され、この日は8月19日の阪神戦(東京D)以来3試合ぶりに大城とバッテリーを組んで中10日のマウンドに上がった。

 初回は、いきなり桑原に左前打されるも楠本を二ゴロ併殺打。2死から佐野に8球粘られて四球で塁に出したが、牧をカットボールで空振り三振に仕留めて無失点の立ち上がりとなった。2回は3者凡退。3回は先頭の森に二塁打を打たれるも続く相手先発右腕・大貫の送りバントを好フィールディングで三塁へ送球してアウトに取った。4回は牧への死球とソトの二塁打で2死二、三塁とされたが、嶺井を打ち取ってこの回も無失点。先頭の森に四球を与えた5回も1死二塁、2死三塁としながら楠本をカットボールで空振り三振に斬って取り、グラブを叩いて感情を爆発させた。

 だが、打線の援護に恵まれず、0―0のまま迎えた6回だった。佐野、牧、宮崎に3連打されて先制を許すと、ソトに四球でなおも無死満塁。続く嶺井を初球で投ゴロに打ち取ったが、一塁線への打球を自ら処理するも痛恨のファンブル。2点目を失うと、ここで降板となった。フィールディングにも定評がある山崎伊。痛恨の失策に思わず顔をゆがめたが、2番手左腕・クロールが後続を3人でピシャリと抑える好リリーフで、それ以上得点を許さず。ベンチの山崎伊も笑顔がはじけた。

 山崎伊の投球内容は5回0/3で打者25人に対して90球を投げ、6安打2失点。4三振を奪い、与えた四死球は4つ、直球のMAXは149キロだった。

 また、デビューから投手らしからぬ打撃センスを披露している打席では2回、2死一、三塁の先制機で迎えた第1打席に微笑みを浮かべて入るも相手先発右腕・大貫のスプリットに空振り三振。4回にも2死満塁で第2打席に入ったが、3球連続スプリットに全てバットが空を切り、またも自身を援護することができなかった。試合前まで得点圏打率は・667(6打数4安打)で6打点を叩き出していたが、これで得点圏打率は・500(8打数4安打)に下がった。

 ▼山崎伊 先発としてもう少し長いイニングを投げれずに悔しいです。チームが逆転できるように応援します。

続きを表示

この記事のフォト

2022年9月18日のニュース