V逸確定の巨人 47年ぶり2度目となる最下位の可能性も 今月2連敗した中日と23日から敵地で3連戦

[ 2022年9月18日 18:20 ]

セ・リーグ   巨人1―3DeNA ( 2022年9月18日    東京D )

<広・巨>8月28日、ベンチでうつむく原監督(撮影・光山 貴大)
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 巨人は18日に行われたDeNA戦(東京D)に1―3で敗れ、9試合を残して今季優勝の可能性が完全消滅した。2年連続でのV逸となる。また、自力でのクライマックスシリーズ(CS)進出の可能性も3度目の消滅となったが、この後ナイターで行われる阪神―ヤクルト戦(甲子園)の結果次第では再び“復活”の可能性がある。

 巨人はこの日の敗戦で63勝68敗3分けの勝率・481となり、首位ヤクルトは17日時点で73勝54敗3分けの勝率・575。巨人が残り9試合に全勝したとしても勝率・514(72勝68敗3分け)どまりで、ヤクルトがこの日の阪神戦(甲子園)を含めて残り13試合に全敗した場合の勝率・521(73勝67敗3分け)に届かないため、巨人優勝の可能性がなくなった。CS出場圏内の3位・阪神まで17日時点で0・5ゲーム差。巨人は残り9試合で逆転でのCS進出を目指すことになる。

 だが、その一方で、この日の広島戦(マツダ)が降雨のため延期となった最下位・中日とは18日時点で3・5ゲーム差。1・5ゲーム差と最接近された一時期よりは差が開いたが、予断を許さない。巨人は17日から9連戦中で、中日とは23~25日に敵地・バンテリンドームで3連戦が予定されており、直接対決となる。9~10日にホームの東京ドームで行われた2連戦では最多勝を狙う戸郷を初戦の先発投手に立てながら連敗。今回も全敗を喫するようなことがあると、精神的にも追い詰められる可能性がある。巨人が最下位になったのは長嶋茂雄監督就任1年目だった1975年の1度だけ。長く球界の盟主として君臨してきた巨人は残り9戦で逆転CS進出を目指すとともに47年ぶり2度目の最下位という“恐怖”とも戦うことになる。

 【巨人の残り9試合】
9月19日 DeNA戦(東京D)
9月20日 ヤクルト戦(東京D)
9月21日 DeNA戦(横浜)
9月22日 DeNA戦(横浜)
9月23日 中日戦(バンテリンD)
9月24日 中日戦(バンテリンD)
9月25日 中日戦(バンテリンD)
10月1日 DeNA戦(横浜)
10月2日 DeNA戦(横浜)

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