ヤクルト村上宗隆が551打席で「0」の数字とは ネット「衝撃すぎる」「逆に凄さ知った」

[ 2022年9月14日 16:20 ]

<ヤ・巨>9回、55号となる3ランを放ち、ボードを手にファンの声援に応える村上(撮影・光山 貴大)
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 ヤクルトの村上宗隆内野手(22)が13日の巨人戦(神宮)で2本塁打を放ち、日本選手歴代最多となる1964年王貞治(巨人)のシーズン55本塁打に並んだ。今後は2013年にバレンティン(ヤクルト)が達成した60本塁打の日本記録更新に挑む。

 本塁打ペースは143試合換算で61本となっており、残り15試合でバレンティン超えの可能性は十分だ。バレンティンは4番で58本塁打している。村上はもちろん、4番で55本塁打しており、「シーズン4番最多本塁打」には、あと3本と迫っている。それ以外にも、13日の巨人戦でマルチ本塁打(複数本塁打)は12度目となり、日本記録となった。そして満塁本塁打は現在4本。プロ野球記録である1950年の西沢道夫(中日)の5本にあと1本と迫っている。

 ここから先は本塁打をどこまで伸ばすか、そして史上最年少22歳シーズンでの3冠王が注目されるが、ネットで「衝撃すぎる」「逆に凄さ知った」「たまげた」などの声が挙がっているのが、犠飛が0という事実だ。

 村上はレギュラーに定着した19年以降、昨年までの3年間で7本の犠飛を放っているが、今年は14日現在で551打席立って「0」。歴代の50本塁打以上した選手を見ると、02年55本塁打、03年50本塁打したカブレラがともに犠飛1というのが最少で、村上が達成すれば史上初の快挙となる。

 村上は本塁打だけで106打点を挙げており、史上初となった。今後も意外な記録の組み合わせで、さまざまな「史上初」が生まれるかもしれない。

 【シーズン50本塁打以上した選手と犠飛】
13年 バレンティン 60本塁打 犠飛4
64年 王貞治   55本塁打 犠飛5
01年 ローズ   55本塁打 犠飛2
02年 カブレラ  55本塁打 犠飛1
85年 バース   54本塁打 犠飛3
63年 野村克也   52本塁打 犠飛5
85年 落合博満   52本塁打 犠飛4
50年 小鶴誠    51本塁打 犠飛─
73年 王貞治    51本塁打 犠飛4
03年 ローズ    51本塁打 犠飛6
77年 王貞治    50本塁打 犠飛6
86年 落合博満   50本塁打 犠飛1
02年 松井秀喜   50本塁打 犠飛3
03年 カブレラ   50本塁打 犠飛1

22年 村上宗隆   55本塁打 犠飛0
※村上は9月14日現在。小鶴誠の1950年は犠飛の規定なし。

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