ヤクルト・村上は“世界のロックスター”MLB公式サイトがページトップで特集 世界の王と写真でも並んだ

[ 2022年9月14日 05:30 ]

セ・リーグ   ヤクルト7―9巨人 ( 2022年9月13日    神宮 )

<ヤ・巨>9回、55号3ランを放つ村上(撮影・尾崎 有希)
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 海の向こうでも歴史に名を刻んだ背番号55への注目度が急上昇だ。大リーグ公式サイトが12日(日本時間13日)、ページトップでヤクルト・村上の特集記事を掲載した。侍ジャパンのユニホーム姿の村上と、一本足打法の「世界の王」の日本選手最多シーズン55本塁打コンビの画像が大きく並んだ。「村神様」に関する説明や、今後のメジャー挑戦の可能性にまで話題は及んだ。

 ページトップのタイトルは「ロックスターとプレーしているようだ」。パドレス、レッズなどでプレー経験のある同僚外野手キブレハンのコメントを受けた見出しだった。記事は日本時間13日の昼過ぎに掲載され、ナイターの結果を受けて即、「53本」の記述が「55本」へと更新された。

 ロジャー・マリスが保持する61本のア・リーグのシーズン最多本塁打記録の更新を狙う、ヤンキースの主砲ジャッジと関連づけ「ジャッジだけではない。海の向こうにも記録更新を狙うスラッガー」と村上を紹介。キブレハンは「彼のユニホームを着たファンがどこにでもいる。彼を見るためだけに宿泊先のホテルで人々が出待ちしている」などとフィーバーぶりを語った。

 また、日本では名前をもじって「村神様」と報じていることにも注目。「ムラカミの“カミ”は“上”とともに“god(神)”を意味することもある」として「新聞には漢字で彼の名前が“Mura―god(村神)”」と説明した。

 来日2年目の右腕サイスニードは、来日時に守護神マクガフから「村上から目を離すな。彼はメジャーリーガーになる」と言われたそうで「スポーツ新聞の1面は多かれ少なかれ彼の写真。誰を追い越そうとしているのか比較され、毎日、彼が歩んでいる道が語られている」とコメント。さらに、「村上の打撃はジャッジをほうふつさせる。2人とも壁(フェンス)ぎりぎりの本塁打は打たない」と付け加えた。

 さらに「村上は東京で、ジャッジはニューヨークでプレー。一方が寝ている間に一方が打ちまくる」と、目まぐるしい本塁打合戦に注目。最後に今後の米挑戦の可能性に「日本の球界関係者は、ヤクルトが村上をすぐにポスティングシステムで移籍させるとは思っていない」と説明。米国のファンが村上を初めて目にするのは、来年3月開催のWBCの可能性が高いとした。

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2022年9月14日のニュース