岸川勝也氏 ソフトB・藤本監督の積極采配は短期決戦ほうふつ グラシアル外しも奏功

[ 2022年9月14日 04:45 ]

パ・リーグ   ソフトバンク9―0西武 ( 2022年9月13日    ペイペイD )

<ソ・西>勝利しタッチを交わす(左から)藤本監督、奥村、グラシアル、森、レイ(撮影・岡田 丈靖)
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 【岸川勝也 視点】藤本監督のまるで短期決戦のような積極的な采配が的中した。先発・奥村から森らにつなげた継投。奥村はまだ余力があったが迷わずに3イニングでスパッと代えた。西武打線で奥村と2打席対戦したのは1番・金子だけ。第1打席を参考に対応しようとした各打者は嫌と感じただろう。

 継投が裏目に出れば敗因になる可能性があった中、森がよく踏ん張った。4回1死三塁で4番・山川に対して初球から3球続けてインコースを突いて三ゴロに抑え、相手に先制点を許さなかったのが最大のポイント。外中心の投球だった抑えの頃よりも、相手が狙いを絞りにくい投球ができている。

 不調のグラシアルを外した打線もよくつながった。攻撃陣も最終盤の争いでは調子優先がセオリー。この日の戦いぶりと同様、残り試合も短期決戦のつもりで臨むべきだ。 (スポニチ本紙評論家)

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2022年9月14日のニュース