村上の55号“目撃”侍ジャパン・栗山監督「大事なところでこれだけ打ちまくれる打者はなかなかいない」

セ・リーグ   ヤクルト7―9巨人 （ 2022年9月13日    神宮 ）

試合前にヤクルト・村上（左）と話す侍ジャパンの栗山監督
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　ヤクルト―巨人戦を視察した侍ジャパン・栗山監督も、54、55号を連発したヤクルト・村上を絶賛した。「素晴らしい打球、素晴らしいスイングで4番らしいホームラン」。何よりも歴史的な2発を生で見られたことに縁を感じたようで「大事なところでこれだけ打ちまくれる打者は、なかなか日本の歴史の中でもいない」と続けた。

　村上は来年3月のWBCでも4番の最有力候補。侍ジャパンの4番の理想像を「打ってほしいときに絶対打ってくれて、チームを勝たせてくれる人」と掲げて「（4番は）自然に決まるもの。球場全体支配する（打者）というのかな」とも語ったが、その理想像こそ今の村上に重なる。

　試合前には村上に直接「突き抜ける数字に向かってケガしないよう頑張ってくれ」と伝えた栗山監督。最後はWBCで共演も期待されるエンゼルス・大谷を引き合いに「翔平と一緒で天井が分からない。自分の道が歴史になるくらいに思って歩いて、どこまで行くのか楽しみ」と絶大な期待を寄せていた。（秋村　誠人）