落合博満氏 ソフトB柳田は唯一無二で「一番独特な打ち方」「昔だったら一発で直されるわ」

[ 2022年8月19日 17:00 ]

落合博満氏
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 現役時代に3冠王を3度獲得し、監督としては中日を4度のリーグ優勝に導いた落合博満氏(68)が19日、自身のYouTube「落合博満のオレ流チャンネル」を更新。新企画「落合博満が現役選手の連続P(写真)をのらりくらり解説!」と題して、日本球界を代表する打者の打撃フォームをオレ流の視点で分析。第4弾はソフトバンクの柳田悠岐外野手(33)について語った。

 ここまで西武・山川、巨人・岡本和、ヤクルト・村上の打撃フォームを語ってきた落合氏。柳田の打撃フォームを見て「よくこれで打てるなっていう、ふっふっふ…。すごいセンスの持ち主なんでしょう。でも入ってきた時から、この打ち方なんでしょ?」とし「一番独特な打ち方。(同じような打ち方の選手は)記憶にないな」と語った。

 「完璧にアッパースイングの形。(スイング途中に)顔が上向いているけど、次の瞬間ではちゃんとボールを見ているというのは、どういう加減なのかなっていうふうに思うけどね。まあ、右の肩が開きに行った分だけ、ちゃんとボールを見てるっていうことなんだろうとは思うけども…」と柳田にしか分からない独特な感覚があるとした。柳田の代名詞はフルスイングだが「振れるか、振れないかっていうことなんだろうね。力強いスイングができなければ、ボールは飛ばない」と理解を示した。

 落合氏が現役だった1980~90年代はダウンスイング、もしくはレベルスイングが理想とされていた。それだけに「ダウンスイングがはやりの時代だからね。こんなん、一発で直されるわ」というほど、当時からしたら規格外の打ち方だ。それでも落合氏は「力がなけりゃ打てないだろうな。だから、こういう打ち方っていうのは、レフト方向に良い打球を飛ばすんだろうと思う」と利点を指摘した。

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