阪神・矢野監督 2回持たずのウィルカーソンの降格を明言「今の状態じゃちょっとしんどい」

[ 2022年8月4日 21:21 ]

セ・リーグ   阪神0-7巨人 ( 2022年8月4日    東京D )

<巨・神>2回、降板するウィルカーソン (撮影・白鳥 佳樹)
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 阪神は打線がわずか4安打と沈黙し、零敗を喫した。先発ウィルカーソンが大誤算で、2回途中5失点でKOされた。矢野監督は試合後、ウィルカーソンの2軍降格を明言した。

 試合後の報道陣とのやりとりは以下の通り。

 ―ウィルカーソンは連打が止まらなかった。
 「ちょっと良くないよね」

 ―春先と比べて。
 「キレもコントロールも、変化球の精度も良くない」

 ―良い状態が続かない。
 「うーん、まあね。春先がすごく良かったから、そこからするとだいぶ良くないなと思っているけど」

 ―登板間隔を空けながら使ってきたが。
 「抹消するよ。今の状態じゃ、ちょっとしんどいな」

 ―5点を追う展開になると、打線も難しかった。
 「それにしてもちょっと簡単にやられすぎたなというのはあるかな」

 ―山崎伊は4月と印象が違ったのか。
 「逆に何となく行っちゃうというか。何か『これが良い』というのがないから。もちろんスライダー系がいいだろうけど。そんなにビックリするようなのがないから、アバウトに行っちゃうと、今日みたいな感じになっちゃうのかなというのはあるし。余裕を持たせてしまったんで、いろんな球種を投げられて、的を絞れないというのもあったのかもしれないけど」

 ―3回無死一、二塁で、(犠打を失敗した)石井のバントは難しかったか。
 「いやあ、まあ。あいつは打席に立つことはないし、俺的には責められへんけど」

 ―その後のリリーフのことを考えると、石井に代打を送ることは難しかった。
 「当たり前やん。だからバントして、そのままいった」

 ―島本が(19年以来)復帰して好投。
 「そうやね。島(島本)は、何年ぶり? 3年ぶりくらいになるの? 久しぶりに1軍に来ても、2軍で投げているあいつらしいボールを投げていたし、今後もしっかり1軍で投げられるというか、力になってくれるんじゃないかなという楽しみなピッチングをしてくれた。それはよかったかな」

 ―打線について。
 「まあ、そんなにバンバン(点を)取れるわけじゃないと思うけど、取れるところでしっかり取っていく野球というか、もう少しチャンスを作らないとしんどいよね」

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2022年8月4日のニュース