先制V撃の阪神・中野、同期愛で宿敵・戸郷退治 伊藤将先発試合の打率・340 同い年左腕を強力援護

[ 2022年8月4日 05:15 ]

セ・リーグ   阪神2―1巨人 ( 2022年8月3日    東京D )

<巨・神>3回、先制適時打を放つ中野。投手・戸郷(撮影・河野 光希)
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 阪神同期入団の伊藤将が先発する時に、中野はよく打つ。0―0で迎えた3回2死二塁。試合前まで今季17イニング連続無得点だった難敵・戸郷の直球を、中前への先制打とした。

 「初回、自分がああいう形で三振してしまって。少し流れ的にも嫌な部分があった。(打つことができて)良かったなと思います」

 反省をすぐに生かした。1打席目は、直球を5球連続で投じられ最後は空振り三振。だが、2打席目はあえて直球狙いではなく、直球に詰まるタイミングに微調整したことが奏功した。「良い高さに(球が)来てくれて良い感じで詰まれた」と納得の表情を浮かべた。

 今季の中野は、伊藤将を強力援護している。この日も1安打1打点を積み上げ、これで50打数17安打2打点、打率・340。同い年の左腕ととともにチームをけん引している。

 遊撃手としては4つのゴロを堅実にさばいた。「打者の足であったりそういうことが全て頭に入った中でプレーできている。自分のリズムで守ることができている」。守備にも手応えを感じる背番号51が、同一カード3連勝の旗頭となる。(石崎 祥平)

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2022年8月4日のニュース