広島・薮田、4月誕生の長男に届ける636日ぶり白星 「これ以上、しゃべったら泣いてしまう」

[ 2022年7月21日 04:45 ]

セ・リーグ   広島5―3阪神 ( 2022年7月20日    マツダ )

<広・神>ヒーローインタビュー後、ポーズを決める薮田(左)と野間(撮影・坂田 高浩)
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 広島・薮田は本拠地のお立ち台からの景色を思い出し、涙をこらえた。「これ以上、しゃべったら泣いてしまう。忘れている方もいると思う。お久しぶり…という感じ」。20年10月22日阪神戦以来636日ぶり、マツダスタジアムに限れば勝率第1位のタイトルを獲得した17年(9月23日の巨人戦)以来、実に5年ぶりの白星をつかんだ。

 4月に第1子の長男が誕生。「生まれて初めての勝利。(ウイニングボールは)確実にプレゼントです」。今季初先発を予定した18日が雨で流れてブルペン待機。2点劣勢の7回を打者3人で抑えて逆転を呼び、「(決勝打の)野間がここ(お立ち台)へ連れてきてくれた」と喜んだ。

 「先発をしたかったというのはある。でも、どんな役割でも上にいられるのはチャンスでしかない。勝ちにつなげる投球を増やし、投げるポジションも上げていきたい」

 佐々岡監督も「薮田のテンポの良さ、リズムの良さ、そういうところが逆転につながった」と勝因に挙げた。

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2022年7月21日のニュース