阪神・才木がたどり着いた「勝つことの意味」“表現者”の境地 「支えてくれた人たちのために勝つ」

[ 2022年7月4日 06:30 ]

セ・リーグ   阪神3-0中日 ( 2022年7月3日    バンテリンD )

<中・神>育成期間を経て、勝利し、ヒーローインタビューで目頭が熱くなる才木(撮影・平嶋 理子)
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 【記者フリートーク】右肘痛に苦しんだ1年、そして決して短くなかったリハビリ期間で才木は「勝つことの意味」を理解した。

 「トレーナー、理学療法士、歯、爪の専門家…いろんな人に話を聞いてもらって、自分のために時間を使ってもらった方がたくさんいた」。支えてくれた人たちへ感謝を伝える最高のすべは“表現者”になることだった。

 「アスリート、プロである限りは自分が表に出て行って勝つ。結果を出す。表舞台に立って結果を残すことがトレーナーさんたちの結果(実績)にもつながると思っている」

 マウンドには一人でしか立てないが、後ろには、この場に送り出してくれた、たどり着かせてくれた人たちの存在がある。「その人たちのために勝つという思いは、リハビリ期間でも凄く励みになっていた」。重みも、質も違う尊いウイニングボールになった。(阪神担当・遠藤 礼)

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