「得点圏の鬼」西武・呉念庭 復帰即4打点!第1打席で先制打&2号も

[ 2022年5月25日 05:30 ]

交流戦   西武8―5中日 ( 2022年5月24日    バンテリンD )

<中・西>初回、先制の2点適時打を放つ呉(撮影・椎名 航)
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 得点圏では球を「つぶす」感覚に変える。だから西武・呉念庭はギアを上げた投手との対戦に勝てる。新型コロナから復帰した初戦の初回の第1打席。「興奮した。強気で打席に入った」。1死満塁で小笠原の直球を叩き、右前に先制の2点適時打を運んだ。

 直後。「得点圏の鬼」という言葉がツイッターの話題を意味する「トレンド」に入った。打率・288だが得点圏では・375に跳ね上がる。昨年の交流戦は4番も務め、得点圏で・625(16打数10安打)と打ちまくり球宴にも初出場した。

 台湾プロ野球の英雄と呼ばれる呉復連氏を父に持つ28歳は7回に右越えに2号2ラン。1日に離脱し隔離期間後は「ミニキャンプ」と称し体を鍛え直してきた。計4打点でチームを3位に浮上させ「ホッとした。あと、疲れました」と笑った。(神田 佑)

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2022年5月25日のニュース