阪神最強“雨男”青柳 雨れし恥ずかし珍記録にも表情晴れ晴れ!スライド登板「全然気にしていない」

[ 2022年5月14日 05:30 ]

雨天中止でも笑顔の青柳(撮影・平嶋 理子) 
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 阪神・青柳が、吉兆の“メッセ超え”でエース道をまい進する。13日で登板試合の降雨中止、ノーゲームが通算12度目となり11度で並んでいたメッセンジャーを抜いて球団単独トップに。スライド登板となる14日のDeNA戦でチームの連敗を止め、新エースの力を誇示する。

 「単独1位!これからも雨にも負けず頑張ります!」

 らしさ全開のポジティブな反応だった。中止決定後、右腕は虎最強の“雨男”となった事実を伝えるスポニチ本紙記事を、自身のツイッターで引用リツイート。驚異のペースで先発マウンドが雨で流れ続けるという、人によっては歓迎しがたい珍記録にも誇りを口にして次戦への力に転化した。

 球場をあとにする際にも「慣れたっていうか、(雨予報で中止の可能性が高いと)分かっていたことなんで、全然気にはしていないです」と平然。プロでは常に雨雲に追いかけられてきた“雨柳さん”たるゆえんを示す力強い言葉だった。

 仕切り直しの一戦は、03年の井川慶以来となる4戦連続完投がかかる。前回6日の中日戦は延長10回でサヨナラ打を浴び、9回1/3、1失点での“完投負け”。「このまま土曜日でまわしてくれるのであればプラスですけど、次は中5日になるんだったらあまり」と笑ったが、今回が中7日となるのはプラスと捉えたい。

 当初のナイターからデーゲームでの登板となったが、就寝時間の前倒しで対応。「ナイターだったら12時(正午)までに食事すればいい感じですけど、デーゲームだったら朝7時に起きて。何時がいいですかね(笑)。まあ、午後10時ぐらいには寝たい」と最後まで晴天のごとく明るい表情だった。(遠藤 礼)

 《12度は虎単独最多》青柳(神)の先発登板試合が中止(ノーゲームを含む)となったのは、昨季5月20日のヤクルト戦(甲子園=降雨)以来12度目。これはセ・リーグに予告先発が導入された12年以降ではメッセンジャーの11度を抜いて、チーム単独最多となった。青柳は14日のDeNA戦(横浜)にも予告先発。スライド登板は自身4度目で、過去3度は0勝1敗と降雨中止1。チームは1勝1敗。

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2022年5月14日のニュース