ロッテ朗希、震災から11年迎えて取材対応「今を当たり前と思わないで」

[ 2022年3月11日 11:39 ]

<ロ・西>試合前、軽快に体を動かす佐々木朗(撮影・長久保 豊)
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 ロッテ・佐々木朗希投手が11日、東日本大震災から丸11年となった、節目を迎えた心境を明かした。

 ZOZOマリンで全体練習を終えた後、報道陣の代表質問に対応。佐々木朗は小学3年のときに、岩手県陸前高田市で被災し、父ら家族を失っている。以下は一問一答。

 ――特別な思いあると思いあるが、率直な心境は?
 「11年経って、なかなかそのときのつらさだとか、悲しみとかは、なかなか癒えない思うけれど、その中でも、たくさんの方々の支えがあって、今、プロ野球で打ち込めている。支えてもらった人たちには感謝しています」

 ――影響力ある立場となったが、どのように震災を伝えていきたいか?
 「今日、僕がこうして話すことで、思い出してもらえたり、考えてもらうことに意味があるのかなと思う。あとは、震災を知らない子どもたちもたくさんいると思うけど、今あることだとか、身近にいる大切な人たちのことを、今よりも当たり前と思わずに向き合ってほしい」

 ――今季にかける思いを教えてください。
 「今季は開幕から1年間回れるように昨年より試合数をたくさん投げて、たくさんの人たちに喜んでもらえるように頑張りたいと思います」

 ――東北の人たちにどんな姿を見せたいか?
 「試合たくさん投げて、いいプレーを一つでも多く見せられるように、頑張っていけたらなと思います」

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