ヤクルト村上 どん底の2年目開幕 起死回生「菅野から2安打」秘話 「ずっと菅野さん打つ練習していた」

[ 2022年1月13日 13:29 ]

ヤクルト・村上
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 昨季セ・リーグの本塁打王と最年少MVPに輝いたヤクルトの村上宗隆内野手(21)が12日放送のNHK BS1「千鳥のスポーツ立志伝」(月2回程度、水曜後9・00)にゲスト出演。どん底だった2年目開幕から這い上がった当時の秘話を明かした。

 お笑いコンビ「千鳥」のノブと大悟がMCを務め、ゲストの「技」「キャラクター」「立志」の“クセ”に迫る同番組。村上の「技」のクセは「逆方向に打てる」、「キャラクター」のクセは「生意気だけど頼もしい」、「立志」のクセは「悔しさから這い上がる」と番組によって分析された。

 2軍スタートとなったプロ1年目。プロ初打席初本塁打と鮮烈なデビューを飾るも、この年の安打はこの本塁打だけで終わった。2年目は開幕4番を任されるも、12試合で打率1割台と低迷。スタメン落ちの危機に直面する中、迎えた巨人戦で菅野と対戦することに。崖っぷちの状況ながら2安打を放って踏みとどまった。

 村上は「(5球団の対戦が)一巡した時に監督室に呼ばれて。ここからは努力じゃなくて結果の世界だぞと言われていました。菅野さんから打てなかったら、スタメンじゃなかったと思います」と回想。

 「僕は1年目の時に菅野さんと対戦して、2つ3つ三振とられてるんです。レベルが違うなって感じた。2年目はずっと菅野さんを打つ練習をしてたんですよ。動画も見て、タイミングも合わせて、ここで引いてっていう練習を2年目はずっとやってて。いろんな方と話して研究もしました」と菅野を徹底研究した結果だったという。

 また「そこでちょうどこのバットに出会ったんです。前のバットがなんか合わないなって思ってた時、ちょっと青木さんにバットを借りて打撃練習したらうまくいった」と、昨季も使用していた青木のバットとめぐり会ったことも明かし「あそこでバット変えてなかったら今の自分はなかったと思います」と振り返った。

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