阪神・熊谷 300万円アップで更改 代走・守備固め要員からの脱却へ「言い訳は通用しない年齢」

[ 2021年12月2日 15:00 ]

アップ提示で契約を更改し会見場で笑顔を見せる熊谷敬宥(代表撮影)2021年12月2日=甲子園球場
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 阪神・熊谷敬宥内野手(26)が2日、西宮市内で契約を更改し、300万円アップの年俸1300万円(推定)でサインした。

 「(球団からは)守備固めや代走で頑張ってくれたと評価してもらった。後は打つ方でもう少し頑張ってくれと言われました」

 今季は73試合全てに途中出場。チーム6位の7盗塁で盗塁死はわずか1と、自慢の俊足を生かして代走、内外野を問わない守備固め要員として重宝された。

 「今年から本格的に外野をやり始めて、野球をする上での幅がすごく広がった。代走もすごく緊張感のある中で(盗塁)できたのは、ちょっと成長できたんじゃないかってシーズンになりました」

 もちろんこのままの地位で満足するつもりはなく、「年齢的にも言い訳は通用しない年齢になる。今年出てた人たちを脅かすような存在になれればいい」と目指すのはレギュラーの座だ。「藤井打撃コーチの4スタンス理論は、秋季練習でやりながら自分と合っている部分も多くありましたし、体の動き的にも分かりやすかったので、取り入れながらしっかりやっていきたい。(タイプは)B1で、DeNAの宮崎さんとか参考にしながらやっている」と藤井康1、2軍巡回打撃コーチから受けたアドバイスを胸に、課題の打撃力向上に励む。

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2021年12月2日のニュース