巨人・坂本が来季主将続投 阿部に並ぶ最長タイ8年目 原監督「大したものだよ」

[ 2021年12月2日 05:30 ]

来季の主将続投が決まった巨人・坂本
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 巨人・坂本が来季も主将を務めることが、決まった。15年に就任してから、球団では阿部慎之助(現作戦兼ディフェンスチーフコーチ)に並ぶ最長タイの8年目へ突入。原監督は「悔しかったと思う」と、借金1の3位に終わった主将の胸中を代弁した。

 「リベンジ」の1年にする。CSファイナルSでヤクルトに敗退した4日後の11月16日。秋季練習の集合日に、指揮官から主将について「勇人どうだ?」と聞かれ「もう1年やります」と志願した。長年にわたる攻守の大黒柱への負担軽減も念頭にしていた原監督は「それはよかった!それでいこう」と応じ「大したものだよ」と感嘆した。

 「倍返し」する。自身は右手親指の骨折もあり、117試合の出場で打率・271、19本塁打。日本シリーズ進出を逃した際は目を充血させ「完全に僕たち選手の力不足」と悔しさをあらわにした。

 メジャーリーグでは坂本と同じ遊撃手でヤンキースの主将を長年務めたデレク・ジーター(現マーリンズCEO)が、「ザ・キャプテン」の異名を誇った。来季も類いまれなキャプテンシーで「ONE TEAM」にまとめる。

 原監督は「(遊撃手継続も)望むところだと思う。ダメだと思ったら本人が無理はしないだろうし。打てるショートがいるチームは強い」と期待。生え抜き最年長の34歳シーズンとなる来季、坂本がV奪回の中心になる。(神田 佑)

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2021年12月2日のニュース