オリックス・能見 延長11回、7年ぶりシリーズ登板で渾身の村上斬り!来季もコーチ兼任で現役

[ 2021年11月28日 05:30 ]

SMBC日本シリーズ2021第6戦   オリックス1ー2ヤクルト ( 2021年11月27日    ほっともっと神戸 )

<オ・ヤ>力投するオリックス・能見(撮影・椎名 航)
Photo By スポニチ

 渾身(こんしん)の思いを込めた5球だった。1―1の延長11回先頭。オリックス・能見がベンチから託された責務は“村上斬り”だった。

 「四球とホームランが一番ダメ。後ろに良い投手がいるし、最悪ヒットでも仕方がない、と」。10月13日のロッテ戦以来となるマウンド。長いブランクもあったが、ベテラン左腕はどこまでも冷静だった。初球から2球ボールを続ける慎重ぶり。一転、カウント2―1からの4球目は内角低めにシュートを投げ込み追い込んだ。最後はフォークで左飛。百点満点の内容でワンポイントを締め、14年以来自身7年ぶりのシリーズ登板を終えた。

 移籍1年目の今季は日本一にあと一歩届かなかったが、この日までに来季もコーチ兼任で現役続行することが判明。18年目のシーズンも陰ひなたでチームを支える。

続きを表示

2021年11月28日のニュース