「ノーヒット男」サンタナが値千金のシリーズ初安打逆転V2ラン!連勝も「マダ、オワッテナイ!」

[ 2021年11月23日 22:23 ]

SMBC日本シリーズ2021第3戦   ヤクルト5―4オリックス ( 2021年11月23日    東京D )

7回2死一塁、2ランを放ち青木と喜ぶサンタナ (撮影・白鳥 佳樹)
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 ヤクルトがオリックスとの激しい点の取り合いを5―4で制して開幕戦の衝撃的なサヨナラ負けから2連勝。対戦成績を2勝1敗として勝ち越した。

 6回に小川が杉本に2ランを打たれて3―3の同点とされ、7回にはスアレスが出した走者を田口が本塁生還を許して3―4と勝ち越された。だが、直後の7回、青木が2打席連続安打となる右前打を放ってチャンスメーク。山田、村上が倒れて2死となった後、サンタナが起死回生の逆転1号2ランを右中間スタンドに叩き込み、これが決勝点となった。

 ここまでシリーズで安打が出ていなかった男の初安打がしぶといオリックスを突き放す逆転の決勝2ラン。試合後には「打った瞬間分かりましたね。最高の気持ちです!最高です」で静かに喜びをかみしめた。出迎えるヤクルトナインが大きく盛り上がり、祝福の嵐だったことに「とても気持ちよかったですね。チームメートがそのように僕のために盛り上がっていた姿を見て、自分は本当に凄い経験をしているなと思いました」と感激に浸った。

 常に全力プレーの助っ人は、明日以降に向けての意気込みを聞かれると「マダ、オワッテナイ!」と力強く語り、東京ドームに集まったファンから大きな大きな拍手を浴びた。

 勝って兜の緒を締めた29歳のドミニカンの侍魂で、あす一気に20年ぶりの日本一へ王手をかける。

 <日本一確率79%> 日本シリーズで1勝1敗(引き分けも含む)から先に2勝したチームが優勝したケースは過去33回中26度。日本一になる確率は79%となっておりデータ上ではヤクルトが20年ぶり頂点へ有利な展開に持ち込んだ形となった。しかも、このケース直近18回では08年の巨人が西武に1勝1敗後に2勝目を挙げ、第5戦勝利で先に王手をかけたものの第6,7戦と連敗して日本一を逃した以外は全てのチームが日本一になっているがどうか。

 

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