楽天・松井が現状維持の2億5000万円+出来高でサイン 無念の長期離脱もあり「健康が重要」 

[ 2021年11月23日 13:38 ]

契約更改を終え、穏やかな表情で取材に応じた楽天・松井(球団提供)
Photo By 提供写真

 楽天の松井裕樹投手(26)が23日、仙台市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、現状維持の2億5000万円+出来高払いでサインした。来季が4年契約の3年目となる。

 今季は開幕から絶対的守護神として安定感のある投球を披露していた。43試合で0勝2敗、24セーブ、防御率0・63という成績を残すも、8月25日の練習中に右太ももを痛めて長期の離脱を強いられた。

 「一番大事な時にチームを離れてしまったので、申し訳ない思いがある。夏前ぐらいから調子が良くて、自分が思うように体を動かせていたので、怪我がもったいなかったということに尽きる」

 レギュラーシーズン中に戦列に復帰できず、ロッテとのクライマックス・シリーズ(CS)ファーストSから再合流した。初戦で1点リードの8回からマウンドに上がるとエチェバリアに同点ソロを被弾し、チームは9回にサヨナラ負け。個人としてもチームとしても不本意な形でシーズンを終えた。

 怪我さえなければ圧倒的な数字を残していた可能性があっただけに、悔しさは尽きない。来季の目標について、色紙に「健康」の二文字を記した。「プロに入ってここまで長く離脱したのは初めてだったので、健康に過ごすことの重要性が身に染みた。1軍にいないとチームのために投げられない。1年間離脱しないように過ごしたい」と表情を引き締めた。 (金額は推定) 

続きを表示

この記事のフォト

2021年11月23日のニュース